今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:428,608 hit
小｜中｜大
誰よりも ページ33
朝のピーク時が終わり
比較的落ち着いてきたロビーで
お客様のウェイティングをする為
エントラス付近の決められた場所に立った
「おはようございます(笑)」
行き交うお客様に声を掛けながら
エントラスの外に目を向けると
アイツがいた
着ているコートをパタパタと風になびかせて
今日は朝からかなり冷え込んだから
アイツが息をする度に
白く立つ息がいくつも空に昇っていく
「・・・・」
その瞬間、まるで私の周りから
一切の音が消えたようだった
到着したお客様の車を誘導し
笑顔で会話をしながら
お客様の荷物を一生懸命カートに積む横顔
「・・・・」
チャンミン...
ごめんね？
くだらない焼きもちなんか妬いて
チャンミンはすぐに謝ってくれたのに
「シムなんか泣きそうになってたぞ。
大きな瞳をうるうるさせちゃってよ...」
チャンミンはいつだって
私にたくさんの幸せをくれる人
私のつまらない感情で
傷付けていい人じゃない
誰よりも
幸せにしてあげなきゃいけない人なんだ
ごめんね
チャンミン...
私は何度も心の中でそう繰り返しながら
私を呼ぶチーフの元へと向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2013年9月10日 11時
