新婚旅行22 ページ22
熱いシャワーの下で
一昨日と昨日の分
きっちり私を愛してくれたアイツは
ホテルのバスローブに身を包み
「ぷはーっ！」
ソファでペットボトルの水を飲みながら
満足顔
その横で同じようにバスローブに身を包み
ソファに凭れた私は激しいアイツの愛に
「・・・・」
グッタリ顔
しばらくソファのひじ掛けに頭を載せて
休んでいた
あっ...そうだ
するとある事を思い出し
一旦ソファを離れた
ガサゴソ...
あっ、あった...
「ん？Aさん、どうしたんですか？」
「ねぇチャンミン...ちょっと手出して？」
「え？手ですか？」
私は鞄から取り出した小さな箱を
隣に座るアイツの手の上にポン！と置いた
「何ですか？コレ」
「いいから、開けてみて」
私に言われるまま
パカッ...
アイツは箱を開けた
「・・・・」
「ふふっ、チャンミンに似合うと思って(笑)」
何も言わず
中に入っているシルバーのネックレスを
じっと見つめているアイツ
「このネックレス...
アラモアナでチャンミンがトイレに行ってる間に買ったんだ」
「・・・・」
黙ったままのアイツの手から箱を取り
「着けてあげる」
アイツにネックレスを着けてあげた
「・・・・」
どうして何も言わないんだろう...
しばらく無言でネックレスを眺めていたアイツが
急に立ち上がって、ガサゴソと鞄を漁り始めた
「あった...」
小さく呟いたアイツ
「僕もAさんに似合うと思って...」
私に小さな箱を渡してきた
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作者名：ami
| 作成日時：2013年9月10日 11時
