続かわいいアイツ 4☆Changmin☆ (ページ43)

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結婚式8 ページ43

結局...

目の前に並ぶ料理を一口も食べる事なく

披露宴が終わった

私が両親への手紙を読んでいる間

誰よりも号泣していたアイツは

「本日は僕達二人の為にお忙しい中お集まり頂き、本当にありがとうございました」

最後はしっかりとお礼の言葉を述べていた

その後、隼人と浅井君が

中心になって計画してくれた二次会を楽しみ

「今日は本当にありがとう！」

帰っていく皆を見送って

二人でタクシーに乗り込んだ

後部座席でピッタリ私とくっついて

自分の脚の上に乗せた私の左手を

両手でずっと弄っているアイツ

「ねぇチャンミン
明日は11時に待ち合わせでよかったんだよね？」

「そうですよ」

明日はアイツの両親と

出発前にランチを一緒に食べる予定

「また、しばらく会えなくなっちゃうね...」

「そうですね。でも僕は寂しくないですよ？
Aさんがいるから」

チャンミン...

「私もだよ、ふふっ(笑)」

「Aさん...」

・・・え？

ちょっと待って

アイツの顔が目の前まで迫って来たところで

「お客さん、着きましたよ」

・・・ほっ、よかった

タクシーがホテルに到着した

そう！今夜私達は

結婚式を挙げたホテルのスイートルームに

宿泊する

そんなところに泊まるのは初めてだったから

結婚式同様楽しみで仕方なかった

「行こう、Aさん」

「うん！(笑)」

アイツと手を繋いで

少しだけドキドキしながら

ホテルのエントランスを潜った