結婚式6 ページ41
高校時代の友達とひとしきり騒いだ後
「いただきまーす！」
今度こそ料理に手をつけようとしたら
「チャンミン、お前いい会場を選んだな」
今度はアイツの大学時代の友人が
私達のところへやってきた
彼らは皆アイツと同じ
「食べ歩きサークル」に所属してたサークル仲間
「Aちゃん、全然食べてないじゃん」
そう言ったのは一つ年上の真鍋さん
彼と話す時は妙に緊張してしまう
なぜって竹野内豊にそっくりだから
「あっ、はい...///」
乙女のように俯きがちに答えてしまった
「お前サークルに入ってただけの事はあるな。
ここの料理マジ美味い」
はぁ...
ホント竹野内豊にそっくり
格好いいな
「また皆で集まって飲みに行こうぜ」
「いいね〜。
あっ、そう言えば俺気になってる店があるんだ・・・」
ん？なに...？
恐ろしい程の視線を感じて隣を見た
するとじーっと
射るように私を見つめているアイツと目が合う
なに...？
「あっ、じゃあAちゃんも誘ってさ・・・」
「えっ...」
真鍋さんの言葉に
思わず反応してしまった私
次の瞬間
ぶちゅぅ〜〜っ！！
「「「「！！！！」」」」
なんとアイツが
再び皆の前でキスをしてきた
ちょっ、ちょっと
「...ッチャンミン！」
今度は何なの！？
「誓いのキス...」
は？誓いのキス？
「誓いの言葉を封じ込める意味があるって言ってた」
あっ、ちゃんと聞いてたんだ
・・・じゃなくて
「何でいきなりキスするの！」
恥ずかしいじゃん(何を今更、とか言わない)
「だから誓いのキスです。
さっきのじゃ足りないみたいだから」
足りないってもしかして...
「おいチャンミン。
いくらAちゃんが好きだからって
Aちゃん真っ赤になってるだろ」
真鍋さん
やっぱり格好いい
「まだ足りないみたいですね...」
えっ？
再びアイツの方を向いた私の唇は
どうなったのか
言わなくてもわかる...よね
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作者名：ami
| 作成日時：2013年8月7日 12時
