act6 黒い天使と死の家の鼠 ページ9
《ドストside》
ボクはヨコハマの商店街を歩いていた
?「ドスト、手前も物好きだよなぁ…こんな何もない街を見て回るだなんてよぉ」
隣の青年は光のない目でケラケラと道化師を思わせる様な表情をする
ド「ボクからすれば、貴方の方が物好きだと思いますがね」
?「ま、そうかもしれねぇな…ところで…さっきから周りのやつらがオレたちをジロジロ見てるような気がするンだが…」
ド「貴方のその髪型と、片目に巻いている包帯が珍しいのではないですか?」
?「そうか?」
片目を包帯で巻いて隠して、髪を長く伸ばしている人なんて日本でなくても珍しいでしょう
?「じゃあ、また後でな」
ド「えぇ」
そう言って隣にいた青年は去っていった
却説、これからどうしましょうか
その辺りを歩いて人間観察でもしましょうか?それとも、ヨコハマを観光でも…
そう思ってフラフラ歩いているせいか、誰かとぶつかってしまった
『あ、ご…ごめんなさい‼』
ド「いえ、こちらこそすみま…っ⁈」
相手に謝ろうとした瞬間、言葉を失った
ボクの目に写っていたのは美しい少女だった
艶やかな黒髪は下にいくにつれて白に染まっている人形のように大きい夕闇色の瞳は穢れたものなんて一切知らないように純粋で澄んでいた
雪のように白い肌、華奢な体は少しでも力をいれれば壊れてしまいそうだ
人を殺し続けている自分とは違う、なんの穢れも無く、罪のない美しい少女だ
ボクはこの少女に見惚れてしまった
『あの…大丈夫ですか?』
少女の綺麗な声で現実に戻される
ド「えぇ、大丈夫ですよ」
『良かったぁ…』
少女は花が咲いたような笑みを浮かべた
その瞬間にボクの中に黒い感情が溢れ出す
この子の笑顔を。ボクだけのモノにしたい…。
『あ、でも指が…』
ド 「あぁ、気にしないでください」
『ダメです、傷がひどくなったら病気になってしまうかもしれませんから』
そう言って少女はボクの両手両手でを包み込んだ
するとボクのボロボロの指に温かい光が包み込んだ後、ボロボロだった指は綺麗に治っていた
ド「異能力…」
『あ、そうだ…私急がないと…じゃあ、私は失礼します』
そう言って彼女は去っていった
?「ドストー…って、どうした?」
ド「ルブ、出掛けるのは終わりです。彼女の情報を集めなさい」
ル「はぁ?…ったく…わぁーったよ」
絶対にボクのモノにしますからね?
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ドストさんヤンデレルート開通なり
異能特務課機密書類より〜特一級危険異能者No.15429654の情報〜→←act5 光と影
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カレー(プロフ) - 更新、ありがとうございます!織田作のシーンは泣ける…。 (2019年6月7日 16時) (レス) id: 51c46bf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
カレー(プロフ) - 私のフレンドはほとんど、占ツクであった人なんですよね!翠柘榴様ともフレンドになれるのが、楽しみです! (2019年5月26日 19時) (レス) id: 51c46bf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
カレー(プロフ) - iDは308425754232です!名前は音奏です! (2019年5月26日 18時) (レス) id: 51c46bf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
翠柘榴(プロフ) - カレーさん» やってます!喜んでフレンドになります! (2019年5月26日 18時) (レス) id: e1f2e080a9 (このIDを非表示/違反報告)
カレー(プロフ) - 翠柘榴様は、文マヨやっていますか?もしやっていたら、フレンドになりませんか? (2019年5月26日 18時) (レス) id: 51c46bf4a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠柘榴 | 作成日時:2019年1月23日 22時