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第1話 紅の殺戮姫〜side 太宰〜 ページ3

森「太宰君、“紅の殺戮姫”を知ってるかい?」

私を呼び出した森さんは唐突にそんな事を聞いてきた

“紅の殺戮姫”_その名前を黒社会で知らない者はいない

ポートマフィアの敵対勢力の一つだ
他の勢力と違う所は未成年の少女が一人だけという点だ

太「知っていますよ、ポートマフィアの敵対勢力の一つでしょう?

_“紅の殺戮姫に会うたら最期、残される道は紅き血で満たされる道のみ、狂った正義を振りかざし、誰とも馴れ合わない狂気と悪意の姫君”

今の黒社会で彼女を知らない人間などいないでしょう」

森「そうだね」

彼女を欲しがる組織は数多くあるだろう
今は衰えているとはいえポートマフィアにたった一人で敵対して生きているのだから

森「彼女に殺された構成員が二百名を越えてねぇ…
しかもこの間はポートマフィアでも強力な戦闘系異能の彼が殺されたよ」

あの異能者(モブA)が殺すとは、相当高い戦闘能力を持ち合わせている様だ

太「戦闘系の異能を持つ彼を倒すとは…かなり野蛮な姫君ですね」

森「彼女の戦闘能力は殺された彼とは比べ物にならない…わかるね?」

つまりは紅の殺戮姫を雇いたい、ということだろう

太「探してみますが、彼女は賢いのか知りませんが
何の痕跡も残さずに去っていっているんですよ?」

森「見つからなくても構わないよ、彼女に代わる人物はまだ一人いるからね」

森さんは不敵な笑みを浮かべてそう言った

“紅の殺戮姫”に代わる人物なんて本当にいるのだろうか?

太「分かりました、出来る限りのことはしますよ」

私はマフィアの情報屋から“紅の殺戮姫”についての資料をもらってマフィアのビルを出た

【No side】

同じ頃、路地裏ではポートマフィアの構成員らしき男達は背後から追ってきている少女から逃げていた

モブB「来るなァ‼」

『ケケッ、ポートマフィアの構成員が聞いて呆れるぜ、こんな腰抜けばっかでよく成り立ってるよなァ』

少女は

《ザシュッ》

と一人の男の首を持っていた短刀で切断した
悲鳴をあげる暇もなく男は絶命する

モブC「やめろ、この化け物‼」

イ『化け物ねぇ、捻りのない言葉だな、人と違うからってなァ?』

もう一人の男は後ずさりながら少女のこめかみに銃を突きつけた

『へぇー中々度胸があるんだなぁ』

モブC「死ね、この化け物‼」

『化け物化け物言うんじゃねぇ俺にはなァ…』

少女はもう一人の男の首を切った

『焔イヴって名前があんだよ』

第2話 first contact 〜No side〜→←異能特務課機密書類より〜危険人物No.16328479325〜



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リィエル(プロフ) - 翠柘榴さん» ( ゚ 3゚)(目そらし) (2019年6月3日 20時) (レス) id: 9a47a5d41a (このIDを非表示/違反報告)
翠柘榴(プロフ) - リィエルさん» 理不尽なこと言うな、んなこと言ってる暇あったらストレイクエスト更新せんかい (2019年6月3日 20時) (レス) id: 9309c56f76 (このIDを非表示/違反報告)
リィエル(プロフ) - 翠柘榴さん» 私をお腹痛くなるくらい笑わせた罪。有罪!( `Д´)/ (2019年6月3日 20時) (レス) id: 9a47a5d41a (このIDを非表示/違反報告)
翠柘榴(プロフ) - リィエルさん» ってか笑うな、私は作りてぇんだヨ (2019年6月3日 20時) (レス) id: 9309c56f76 (このIDを非表示/違反報告)
翠柘榴(プロフ) - 有罪とは? (2019年6月3日 20時) (レス) id: 9309c56f76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠柘榴 | 作成日時:2019年6月3日 20時

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