この3人で行くのがお決まりです ページ27
「おはよう」
珍しくオフの日にスーツを着る2人
私も喪服なんか着ちゃって
ひとつのお墓の前で手を合わせる
「オゥお前らも来てたのか」
亮平「あっ滝沢くん」
「今年は来ないのかと思ったよ」
涼太「お疲れ様です」
秀明「もうお前らで来るのが定番なんだな」
「なんかいつの間にかね〜」
亮平「そろそろ行こうか」
「うん」
秀明「またな」
「…うん…またね…お父さん」
秀明「おう」
タッキーと別れて自分の車に乗り込む
亮平「運転変わる?大丈夫?」
「やだ。命が危ない」
涼太「俺も変われるよ?」
「無理。捕まるわ」
なんて冗談を言いながら車を走らせる
涼太「もう何年目だろうね…こうして3人で来るの」
亮平「そろそろあいつらに話してやってもいいんじゃない?」
「うんまぁ…そのうちね…」
涼太「そのうちは意外に近い未来かもよ?」
「ラウが高校卒業してからにしようかな…それはまではもう少し…もう少しだけこのままでいたいかな」
亮平「ホントの事しっても誰も何も変わらないと思うけどね」
「それはどうだろうね…」
涼太「…まだ、忘れられない?」
「忘れられない…忘れたくないのかも…」
過去を思い出すと、まだ胸の奥がズキズキと痛み出す
「それに、ママが亡くなって、ママと付き合ってたタッキーが養子に迎えてくれたなんてそんなに楽しい話じゃないじゃん…ましてや実の父はあの人の父親だなんてさ…」
亮平「…初めて聞いた時は正直戸惑ったけど…だけど…俺らが変わらなかったように、みんなも変わらないと思うよ」
きっとみんなが変わらないと分かっていても
何か変わってしまうものが1つでもあるとするなら
その変化を私は望まない。
車内に流れる音楽は、私達のしんみりとした雰囲気とは、真逆に愉快な音楽が流れる
その音に紛れるように
1つ涙が落ちた気がして、そっと拭った
涼太「大丈夫だよ」
頭を撫でてくれる大きな涼太の手は
ものすごく暖かかった
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マスコット - 面白くて大好きです!楽しみに待ってます! (2022年10月7日 21時) (レス) @page42 id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
凛星(プロフ) - ららさん» れんかい分からなすぎてちょっとしか出せなかった〜(꒪д꒪IIごめんなさいm(_ _)m (2022年1月13日 18時) (レス) @page25 id: acde56da48 (このIDを非表示/違反報告)
らら - King & Princeのれんかいと絡んで欲しいです…! (2022年1月6日 8時) (レス) @page25 id: d67a593831 (このIDを非表示/違反報告)
凛星(プロフ) - まりえさん» ありがとうございます〜♡もっとキュンキュンして貰えるように頑張ります((●゚ν゚) (2021年12月11日 21時) (レス) id: acde56da48 (このIDを非表示/違反報告)
まりえ(プロフ) - 憎めない紅一点…!!(笑)みんなとの関係にもきゅんきゅんしちゃってます(*゚▽゚*)更新楽しみにしてます♪ (2021年12月3日 19時) (レス) @page5 id: c4d68ae9e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛星 | 作成日時:2021年12月1日 15時