検索窓
今日:17 hit、昨日:7 hit、合計:211,316 hit

2 ページ22

「顔を上げたら…泣きそうなAが居た」


「…うん」



私、ずっと勘違いしてたんだ

勘違いしたまま…蓮を無視し続けてたんだ


胸の奥が苦しくて、溢れだしそうな涙をただ堪えた


蓮「…ごめん…今更だけど好きだったんだAのこと」


「唐突だね…」


蓮「…俺…ちゃんと伝えなかったことめちゃくちゃ後悔してて、

でも…避け続けられて、あの人と付き合ってるって聞いてあ〜もう俺無理じゃんって勝ち目ないし…

だから…連絡もやめたし声もかけれなかった…

でもsnowmanに入ったあの日みんなで集まった会議室で

A言ってくれたじゃん

「「これからはメンバーとしてよろしくね!」」って

だから、メンバーとしてそばに入れたらふざけたり、冗談言い合ったりそれでいいって…それで…いいって…思ってたんだけど…」


「…うん」


堪えていたはずのものが次から次へと頬を伝って落ちていく


あの時の気持ちが蘇ってくるかのように…



蓮「…でもやっぱ…違うんだよ…好きなんだよ…もっと触れたいって…俺は…やっぱりお前が好き」



蓮に勢いよく抱きしめられた体は


すっぽりと蓮の胸に収まって


蓮「笑ってる顔も…怒ってる顔も…泣いてる顔も…全部俺のそばにいる時にして欲しい…」



「れ…ん…」



顔を上げたら…大粒の涙で蓮の顔はハッキリ見えなくて



蓮も泣いてるんだって分かったのは唇が触れた時だった




「きっと…あの事務所の倉庫から助けてくれたあの日から…私も…蓮のこと…好きだった…」



あ〜やっと言えた…



「だけどね…蓮…私は蓮にそんなに想って貰える人間じゃないの…」


蓮「…どーゆうこと」



「だけど…そばにいて欲しい…」



私はズルい。


蓮「…うん」



蓮の背中に腕を回して呼吸が整うのを待つ



蓮「ねぇ…抱かせて…」


だけど…


「うん…」


涙が止まらない…


蓮の想いが…苦しくて…


応えてあげれない私が憎らしくて…



「ごめんね…」


小さく呟いた声はきっと蓮には届いていなくて



蓮「綺麗だ」



痣だらけの体を優しく撫でてくれる蓮を



「…蓮…離れないで…」



矛盾した言葉で縛り付けるんだ…

仲直り記念日→←やっぱりお前が好き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (249 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1226人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マスコット - 面白くて大好きです!楽しみに待ってます! (2022年10月7日 21時) (レス) @page42 id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
凛星(プロフ) - ららさん» れんかい分からなすぎてちょっとしか出せなかった〜(꒪д꒪IIごめんなさいm(_ _)m (2022年1月13日 18時) (レス) @page25 id: acde56da48 (このIDを非表示/違反報告)
らら - King & Princeのれんかいと絡んで欲しいです…! (2022年1月6日 8時) (レス) @page25 id: d67a593831 (このIDを非表示/違反報告)
凛星(プロフ) - まりえさん» ありがとうございます〜♡もっとキュンキュンして貰えるように頑張ります((●゚ν゚) (2021年12月11日 21時) (レス) id: acde56da48 (このIDを非表示/違反報告)
まりえ(プロフ) - 憎めない紅一点…!!(笑)みんなとの関係にもきゅんきゅんしちゃってます(*゚▽゚*)更新楽しみにしてます♪ (2021年12月3日 19時) (レス) @page5 id: c4d68ae9e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凛星 | 作成日時:2021年12月1日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。