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それから数日




街は一気にクリスマスモードになり




キラキラと輝く街並み





彼氏がいるクリスマスって何年ぶりだろうか




そう思いながら




寒空の下1人




家に向かった





「A」





A「濱田……部長……」



久しぶりに




会社の外で会った





崇裕「会社だとなんか話しずらくて……ほら小瀧の目もあるやろ?」





眉毛を下げて




少し涙目なのかな?





うるっとしてる瞳から





目が離せない





崇裕「……大阪支店に移動になった。年明けたらすぐ……俺と一緒に来てくんかな?」

A「……それは部下としてですよね?」


崇裕「もちろんそれもある……けどそれだけやない」


A「え?」


崇裕「俺と結婚してくれましぇんか」

A「ふふっ」

崇裕「待ってやり直す……小瀧とおって幸せか?」






「幸せやろ」






A「小瀧くん……」

望「濱ちゃん人の女口説かんといて」

崇裕「なんや望後付けてきたんか?趣味悪いな……まぁええわ…


28日の夜には向こう出発する。
せやからその日、10時にまってる

あの場所で」







それだけゆって



濱田部長は背を向けて歩き出した





望「……帰ろ?俺んち」

A「小瀧くん……ごめん……わたし」

望「嫌や!行かんで!……俺、はじめてなんよ、こんなに人を好きなったの……」




私を抱きしめる力はどんどんと強くなって





望「Aしかおらん……俺と結婚せぇへん?」


A「小瀧くん……」


望「……コレ貰って」




小瀧くんは静かに




私の薬指に指輪をはめた




望「濱ちゃんのとこ行かんで」






目を閉じれば







浮かぶのは





A「小瀧くんごめん。受け取れない」

望「なんでやの!?俺の何があかんの!?」

A「小瀧くんはなんにも悪くない……ごめんなさい」

望「……やっぱ俺やだったんやな……濱ちゃんのとこ行ったり」





私を離した小瀧くんは






その場にしゃがみこんだ



望「幸せになれよ」





私は貴方の後ろ姿を探した









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作者名:凛星 | 作成日時:2018年12月10日 19時

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