5 健人side ページ5
ピンポーン
Aママ「はーい。あら健人くんと勝利くん」
健人「Aいますか？全然連絡取れなくて｣
ママ「いまは……いないのよ……大丈夫必ず帰ってくるから……」
勝利「もしてAに何かあったんですか……？｣
ママ「……ごんなさいね。あの子に口止めされてるの」
健人「俺たちはずっとあいつを見てきました。
どんな、批判にも負けないくて、
ただ真っ直ぐにステージにたつAが好きでした…
お願いします。本当のことを教えてください。｣
勝利「……いまどこにいるんですか…」
ママ「……中に入って」
ママ「……あの子ねいま入院してるの、
いつこの家に帰ってこれるか……
それすらわからないの……
悪性リンパ腫……」
勝利「……つまり……」
健人「ガン……ですか？」
ママ「えぇ……やっとやっとデビューが決まったのに……」
頭をなにかで思いっきり殴られたような
そんな気分だった……
健人「あわせてもらえませんか？」
ママ「明日、一緒に病院に行きましょう……」
健人「ありがとうございます。他のメンバーには俺から伝えます。」
Aの家をあとにした
健人「菊池……」
勝利「ふぅま……くん……ｸﾞｽ」
風磨「勝利」
健人「A……ガン……だってよ……｣
風磨「うん……きいたよ。」
健人「……え？」
風磨「本人から電話来た……」
近くの公園のベンチに座った
健人「勝利もう泣きやめよ」
風磨「……」
勝利「だって……だって……あんなにそばにいたのに…ぼく……なんにも気づいてあげれなかった……おれ……」
風磨「それはおれも中島も一緒だ」
健人「一番辛いのはあいつだよ。」
風磨「生きたいって……だから……ｸﾞｽ俺が……あいつが帰ってくる場所ｸﾞｽ……つくってやんねーと」
健人「……そうだな」
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作者名：凛星 | 作成日時：2018年1月10日 20時
