〇不死川実弥 ページ5
_____大雨
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今日は不死川さんと甘味処に来ていた
……筈なのだが、
『なんですかこの大雨は〜!』
天気予報は今日1日晴れと言っていた
そのため勿論、どちらも傘は持っていない為
今は近くにある不死川さんの屋敷まで走っている
「チッ…びしょ濡れじゃねぇかァ……」
『災難でしたねぇ…』
雨が染み込んだ隊服が気持ち悪いので1枚脱ぐ
うぅ…それでもまだ気持ち悪い…
「おい、A…服貸してやっからこっちを着ろ」
『! いいんですか、ありがとうございます』
珍しく優しい不死川さんに少し鳥肌がたったが、
今日はそのお言葉に甘えよう
そうして私は服を着替えた
…着替えたのはいいものの、案の定サイズが大きい
シャツは肩幅が大きすぎて片方落ちてしまうし、
ズボンは支えていないと脱げてしまうほどだ
『A、着替え終わったかァ』
返事をして、不死川さんの方へ向かうと
『可愛い……』
思わずそう口に出してしまった
なぜなら、不死川さんが私を見た瞬間顔を真っ赤にして、驚いた顔をしていたからだ
「…っ、あんまり見んじゃねェ」
『ふふ、照れてるんですか?可愛いですね』
「うるせェ、照れてねぇしシバくぞ」
そう言ってそっぽを向いてしまったが、
不死川さんの耳はまだ真っ赤だ
私の悪戯心に火がついた
『不死川さん、こっちみてくれないんですか?』
「っ、…近づくんじゃねェ」
そう言いながらも、まだ真っ赤な不死川さんが可愛いので、いたずらを続けていると、
ドンッ
壁に両手を拘束され、押し付けられた
いわゆる、壁ドンだ
両手を掴まれたため大きいズボンも脱げてしまった
恥ずかしさと私を見つめている不死川さんの瞳に
ドキドキしてしまい、顔に熱が集まる
「…さっきまでの威勢はどうしたァ?
耳まで真っ赤にしやがってよォ…あァ?」
満足そうに私の顔を見てくる
手の拘束も少し緩んできた、仕返しだ
「?!」
『っへへ、仕返し』
不死川さんにキスをした、きっと私も顔は赤いだろうが、不死川さんを赤くすることが出来た
『、っきゃぁ! …んっ、んぅ……っはぁ』
油断したからか、今度は床に押し倒され
キスをされた、舌まで入ってきた
不死川さんを見ると妖しい笑い方をして
「誘ってきたのはAだからなァ…?
覚悟しとけよォ……」
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2020年3月18日 1時