〇竈門炭治郎 ページ1
____飲酒
今、俺はAから抱き締められている
さっきからなんだかAがおかしい気がする
『えへへ〜たんじろのにおいすき〜』
いつもよりもすごく甘えてくるし
なんだか顔も赤い
それと…少しお酒の匂いがするな…
「A?お酒飲んだのか?」
『ん〜?んとぉうずいしゃんからぁ、じゅーすならもらったよ〜』
「(はぁ〜、やっぱりそうか…)」
案の定Aは酒を呑まされ、酔っているらしい
こんなに大胆なAは珍しいから、酔っていると
わかっていても少し嬉しい
『たんじろ〜』
「ん?どうした?」
こんな平然を装っているが、そんな
潤んだ目で赤い顔をしながら上目遣いをされると
正直理性が持ちそうにない…
それなのに、
『たんじろからはぎゅってしてくれないの?』
「え?」
こんなことまで言ってくる
人の気も知らないで…
俺はAを抱き締め返した
『たんじろいいにおい〜』
嬉しそうに笑うAに俺は堪らず口付けをした
ほんのりとさっきAが飲んだであろう
お酒の味がした
『ん、んぅ…ぷはっ たんじろ?』
少しとろけたようなAの反応に
俺はまた口付けを落とす
もっとAの顔をとろけさせたくて
大人のキスをする
『っひぁ?!…んぅ……まっ、てぇ……』
自分の大胆さに自分でも吃驚している
きっと、Aの反応が可愛すぎるからだ
俺とAの舌が絡み合う音が響く
「…ん、はぁ…A…今の声もその顔も俺以外に見せたらダメだからな…」
『へ?』
「A…好きだ…」
ずっと思っていた想いが溢れる
するとAはポロポロと涙を零し始めた
「?!ごめんな、泣かせるつもりはなかったんだ、」
やってしまった、
と自分のしてしまった事に後悔をしてAに謝ると
『っ…違うの…嬉しくて』
「え?」
『私も炭治郎のことが……好き』
今Aが言ったことが信じられなかった
Aが俺を好いている?
「本当にか…?まだ酔っているのか?」
『本当だよ、私も炭治郎の事が大好きだよ』
ああ、幸せってこういうことを言うんだな…
俺の頭の中はもう嬉しさで一杯だった
「俺がAを必ず幸せにする、絶対にだ…
A、愛してるよ」
『ふふ、私だって炭治郎を幸せにするからね』
嗚呼、この人をどんなことが起こっても
俺が守っていくと誓おう
その意味を込め俺はまたAに口付けをした____
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2020年3月18日 1時