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#7 ページ7

なんてたわいもない話を
カイトとしてたら授業のチャイムだ。







クリパ誰が来んのかな、とか


あいつ気づいてないだけで意外とモテるんだよな
誰かに告られたりしないかな、




とかそんなことばっか気にして
授業の内容なんて1ミリも入ってこない。



すると、遠くから俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。



「…於!玲於!!」


え!?は?
俺の方を心配そうに
Aが見てる。



てかクラスからの視線が痛い。




『え、なに。』



「なにじゃなくて!
当てられたよ?今。教科書読まないと!」





あ、俺Aのこと考えすぎて
当てられたのに気づかなかったのか。


いつも当てられても具合悪いんで。とか
何かしら反応するから
心配してくれた、、のか?



だとしたらやべえよ。

テンションあがる。



まあテンションが上がったからと言って
読むわけじゃないけど。
安定の仮病使うよね。
これ常識←



『先生、頭痛いんで保健室行ってきます』



教室の後ろのドアから出て
保健室行くと見せかけて屋上に行く。


大の字に寝っ転がって
ぼーっと空を見上げる。



何分くらい屋上にいたんだろう。
気づいたら寝てたらしい。



目を開けると見覚えのある
愛嬌のある、俺の大好きなやつの顔が。

俺は起き上がると

『…なに。』

好きなやつの前だと素直になれない俺。

「なにじゃないよ!!
授業中いつもは寝てるはずの玲於が起きてたし
当てられたのに気づかないし
おまけにすっごい不機嫌そうな顔でなに。とかいってくるし!!」


ほっぺを膨らましながら
キーキー言ってくるA。



動物か?お前は。



俺が黙ってたら

「…どしたの?元気ない?」


さっきと同じ顔。


『いや、別に。
ちょっと考え事してただけ。』


なんてはぐらかしてみる。
だってこんな可愛い顔
直視できないし。

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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ポポポ | 作成日時:2018年1月5日 1時

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