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#50 ページ50

玲於side



焼肉食べ終わって、二人で家に帰る。
タクシー乗る距離でもないから歩いてた。



隣で赤いピンヒールを履いているAは
満足そうだし、お酒入っててかわいいし。
俺なんかが隣歩いてていいのかな。なんて。



さっきから気になってたけど
A今日歩き方変じゃね…?
なんか足引きずってる?

声をかけようとした時。

A 「いたっっ」

Aがそう言ってしゃがみ込んだ。

玲於 「どした?」

A 「大丈夫大丈夫。なんでもな、い」


絶対嘘だろ。嘘下手すぎ。


玲於 「大丈夫じゃねえだろ。見せろ」

道の端に避けてAの右手足を見る。


…は?くるぶしの上のとこ真っ青だし腫れてんじゃん

玲於 「…これのどこが大丈夫なわけ?」

A 「だって玲於に迷惑かけたくなくて…」

玲於 「あのさあ、お前の親のこともそうだけど迷惑かけたくなくてってせめて俺くらいには頼れよ。」

…ほんと馬鹿なのかな。この足でピンヒール履いてたわけ?にしてもいつ?

玲於 「いつ?こーなったの。」

A 「待ち合わせ前…」

はあ、、やっぱり?仕事終わったってRineきて
妙に遅いと思ったらこれだよ全く、、


玲於 「とりあえず話は後で聞く。とりあえずタクシー乗ろ。」

うん、と言って二人でタクシーに乗り込んだ

A 「ねえ玲於。なんで気づいたの?」

…そりゃ好きなやつのことだからね。

玲於 「ん?歩き方おかしかったから。」

好きとか言えねえし。そんなこと言うの恥ずかしすぎて無理。

A 「そっか。ありがとう。」

玲於 「ん、今度飯おごれよ。」

A 「わかった。」



そんな会話をして二人でタクシーから降りて
エレベーターに乗り込んだ。

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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ポポポ | 作成日時:2018年1月5日 1時

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