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#42 ページ42

Aside



GENERATIONSのみんなすごくいい人だし
かっこいいし来てよかった…



解散して玲於が家まで送ってくれるって言うから
お言葉に甘えて二人で歩いてるんだけど…


なにか喋ってくれないかな。
あのだいぶ気まずいし緊張するよ…



A 「…玲於?」

玲於 「ん?なに?」

A 「あのすっごい緊張する…んですが…」

玲於は は、なんで緊張してんのって笑ってる
お酒入ってるから顔赤いし

玲於 「緊張しなくていいよ、学生の頃思い出せばいいじゃん」

が、学生の時って玲於が私に片想いしてた時だよ?
よけい緊張して顔が赤くなるのがわかる

玲於 「ん?A?顔赤いよ?」

A 「い、いやいや!!なにも!うん!大丈夫!」

玲於 「あ、そう?てか家どっち?」

A 「あ、こっち」

あー話そらしてくれて良かった…
穴があったら入りたい…

玲於 「…ん?なあ、この目の前のタワマンとか言わないよな?」

A 「え?ここだよ?」

玲於 「まじかよ家同じかよ…」

A 「え、玲於もここ?」

玲於 「うん」


え、玲於と同じってこんなに奇跡ある?
余計意識しちゃうじゃん…
てか意識してるの私だけ?まあ玲於も成人だし
恋くらいはしてるよね。私のこともう好きじゃないよね。


ってか私好きでもないのに気にしすぎ!!


玲於と二人でエレベーターに乗る。


玲於 「何階?」

A 「7階」

玲於 「ここまで同じってこと…ある?」

A 「なかなかない、と思う…」


エレベーターが開いた。




A 「ねえ玲於。なんで付いてくるの?」

玲於 「こっちが聞きてえ。てか俺ここだから。じゃーね。」


玲於は私の左隣の家を指さす。
あの、私の次の日に誰かが越してきた家を。


A 「…え、は??私ここなんだけど…」

玲於 「はあ?まじで?」

思わず吹き出す玲於。

玲於 「これからもよろしくな。お隣さん。」

A 「こちらこそ。」



玲於はその後微笑んでなにか呟いた。





玲於は聞こえてないって思うかもしれないけど
私はちゃんと聞こえてたよ。




"運命ってあるんだな"








このあと私たちが
この言葉の通りになるとは知らずに。

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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ポポポ | 作成日時:2018年1月5日 1時

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