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Aside
GENERATIONSのみんなすごくいい人だし
かっこいいし来てよかった…
解散して玲於が家まで送ってくれるって言うから
お言葉に甘えて二人で歩いてるんだけど…
なにか喋ってくれないかな。
あのだいぶ気まずいし緊張するよ…
A 「…玲於?」
玲於 「ん?なに?」
A 「あのすっごい緊張する…んですが…」
玲於は は、なんで緊張してんのって笑ってる
お酒入ってるから顔赤いし
玲於 「緊張しなくていいよ、学生の頃思い出せばいいじゃん」
が、学生の時って玲於が私に片想いしてた時だよ?
よけい緊張して顔が赤くなるのがわかる
玲於 「ん?A?顔赤いよ?」
A 「い、いやいや!!なにも!うん!大丈夫!」
玲於 「あ、そう?てか家どっち?」
A 「あ、こっち」
あー話そらしてくれて良かった…
穴があったら入りたい…
玲於 「…ん?なあ、この目の前のタワマンとか言わないよな?」
A 「え?ここだよ?」
玲於 「まじかよ家同じかよ…」
A 「え、玲於もここ?」
玲於 「うん」
え、玲於と同じってこんなに奇跡ある?
余計意識しちゃうじゃん…
てか意識してるの私だけ?まあ玲於も成人だし
恋くらいはしてるよね。私のこともう好きじゃないよね。
ってか私好きでもないのに気にしすぎ!!
玲於と二人でエレベーターに乗る。
玲於 「何階?」
A 「7階」
玲於 「ここまで同じってこと…ある?」
A 「なかなかない、と思う…」
エレベーターが開いた。
…
…
A 「ねえ玲於。なんで付いてくるの?」
玲於 「こっちが聞きてえ。てか俺ここだから。じゃーね。」
玲於は私の左隣の家を指さす。
あの、私の次の日に誰かが越してきた家を。
A 「…え、は??私ここなんだけど…」
玲於 「はあ?まじで?」
思わず吹き出す玲於。
玲於 「これからもよろしくな。お隣さん。」
A 「こちらこそ。」
玲於はその後微笑んでなにか呟いた。
玲於は聞こえてないって思うかもしれないけど
私はちゃんと聞こえてたよ。
"運命ってあるんだな"
このあと私たちが
この言葉の通りになるとは知らずに。
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作者名:ポポポ | 作成日時:2018年1月5日 1時