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Aside
A｢あーやっとついたあ！！｣
やっと新しい家に着いた。
タワーマンションでセキュリティはバッチリだから
これなら安心していられるってお母さんが選んでくれた。
荷解きしなきゃ…
家具は業者の人に頼んで置いてもらった。
A｢ありがとうございますっ｣
業者さんが帰ったあと、左右に挨拶に行った。
左隣の人はもう80歳くらいの元気なおじいちゃん。
ご苦労さまって言って缶のコーヒーをくれた。
いい人だな。
右隣の人は今日の夜引っ越してくるらしい。
このマンションできたの今年だし、人が少ないのも当たり前か。
明日来たら挨拶行こ。
そういえば玲於も今日引越しじゃなかったっけ。
最後ちゃんとお礼言いたかったな。
そんなこと考えてたら
明日から働かせてもらうきっかけをくれた人、
佐藤さんから電話が掛かってきた。
A : はい、もしもし
？？ : あ、もしもし？ゆづきちゃん？
私。佐藤咲羅。お父さんの同級生の。
そう。この人は佐藤咲羅さん"咲"に"羅"でサラ。
すごくスタイルが良くて綺麗でプロとしての手もすごいの。世界中飛び回ってることだってある。
A : あ、はい。存じ上げております。
咲羅 : っはは！！！あはは！！
A : あの…私なにか変なこと言いました…??
咲羅 : え、あ、ううん！違うの！！あまりにもAちゃんがかしこまってるから面白くて！(笑)
A : は、はあ、、
咲羅 : ところでAちゃん。
あなた、今年で何歳？
A : 19です
咲羅 : 19歳か！おっけ！了解！
で、明日の仕事のことなんだけどね…
かれこれ20分くらい説明を受けてる。
サラさんはあのモデルのようなスタイルで美人さんだけど、結構サバサバしてるひとなんだな。
気さくだし、モテるんだろうなぁ〜。
咲羅 : …って感じ！だいたい頭に入った？
A : あ、はい！
咲羅 : じゃあ明日は初めてだから中目黒駅に10時30分ね。
A : わかりました。失礼します。
と言って電話を切った。
気づいたら日付が変わってて
明日の服とか持ち物を全部リビングにかき集めて
持ち物の確認をする。
学生の時もそうだった。
こうしないと忘れ物しちゃうんだよね。
確認も終わったところで、
いつもより早めにベッドに入った。
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作者名：ﾎﾟﾎﾟﾎﾟ | 作成日時：2018年1月5日 1時
