【鬼滅の刃】元・怪盗は運命を盗むようで

運命が２２つ ページ24

其れからはりんご飴を食べたり金魚すくい(一匹とれたから無難にキンちゃんと名付けることにした)したり屋台をひやかしたりした。

すごく、楽しい。

楽しいんだけれども...

「ここどこそして錆兎どこ」

はぐれました☆

其れはもう見事に！！！

サバンナのヌーの如く人がどこからかやって来て波に巻き込まれあれよあれよという間にはぐれました！

さぁどうしたものか...

「お、可愛いコいんじゃーん♪」

「ねぇそこの紫の浴衣のコ１人ー？」

誰だコイツら。

「はぐれたけど１人ではありません」

「えー！！

こんな可愛いコ１人にしちゃう奴サイテーじゃね？」

「それなー！」

・・・は？

「ねぇお二人さん方

・・・誰がサイテーだって？

もう一回ほざいてみろ惚け茄子が。」

「へ？」

「だから誰がサイテーだって？
見たこともないくせに何でそういうことが言えんの？
知り合いなわけないよね。
知らないくせに何で人のこと悪く言えんのかな。
いや、私は別にどう言われても良いんだよ？
けど錆兎や義勇、真菰...
大切な人たちのことを知らない癖に悪く言われんのは許せないかな。」

わ、真っ赤になってプルプルしてる。

よく見とかなきゃ当たりどころ悪そう。

「このアマ、言わせておけば...」

来る。

そう思っていたけれど

「A、手を離して悪かった。」

優しい笑みを浮かべながら知らない男２人の手首を物凄い力で掴んでいる錆兎がいた。

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