運命が11つ ページ12
ある日鱗滝さんに山へと連れていかれた。
「・・・此の岩を切れたらお前が最終選別に行くことを許可する」
此れか!!!!
大きい!!
「分かりました」
其れきり鱗滝さんは何も言わずに去っていった。
よし、やるか!!
ー1時間後ー
「・・・切れない」
予想してはいたけどまさか此処までとは。
「・・・腕に力を入れすぎだ。
もっと体全体を使え」
「へ?」
いつの間にか岩の上には片目だけが閉じられ笑っているような表情の狐面をした男の子?が座っていた。
「・・・君は?」
「
そんなことはどうでもいいだろう。
早くその籠手を振るえ。」
「分かった」
紫華の言う通り籠手を振るってみる。
すると...
「そうだ」
さっきまでの感覚が嘘のように力が乗った。
此れを続けていけば...
「足にもっと力を込めろ。
けど足に気を取られるな。
体全体に力を入れろ。」
「あぁ!」
紫華のアドバイスは驚くほど的確で分かりやすかった。
紫華との特訓は約一週間続いた。
そして、今日。
「・・・A」
「どうした?」
「俺は真剣を使う。
其の籠手を持って俺と、戦え。」
「・・・あぁ!」
勝負は一瞬。
ースッー
そっと目を閉じる。
意識を集中させる。
・・・来る!!
私はそうして籠手を、振るった。
スパンという小気味良い音と共に仮面の下つまり紫華の素顔が見えた。
左目はおそらく怪我か何かで失ったのだろう。
左目が引退後の宇髄さんのようになっている。
髪は黒の短髪。
そして右目は美しい紫色だった。
「・・・必ず、必ず
紫華は嬉しそうな、哀しそうな顔をしてそう一言、呟いた。
そして紫華は
消えた。
消えたと同時に霧が晴れる。
戸惑っている私の目に映ったのは炭治郎のときのように真っ二つに斬られた大岩。
そして私は全てを理解した。
紫の花に、
紫華鬘の花言葉は
貴方の助けになる
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翠遥奈雪(プロフ) - ニャンコさん» ありがとうございます!!!! (2020年10月25日 15時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ - あ、続き良かったです!!!!!!!!!! (2020年10月25日 14時) (レス) id: 7d4ce4c580 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ - 花………………………………………では…ない。 (2020年10月25日 14時) (レス) id: 7d4ce4c580 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ - あー………………………………………おん。。(意味深) (2020年10月25日 14時) (レス) id: 7d4ce4c580 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - CHARAさん» こ、この世には知らなくて良いこともあるんですよ(目逸らし) (2020年9月7日 16時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈雪 | 作成日時:2020年5月18日 9時