今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:12,117 hit
小｜中｜大
彼らこそヴィランズの光 ページ13
退けられない石？
永遠に１番になれない？
どれだけ努力しても無駄？
そんなの、誰が言ったんだ？
そんなもの...
私が灰にしてやるよ。
「少なくとも私は知ってる。
我が主レオナよ。
貴殿が望むならA・アロッサム不肖ながら出来る限りの力を捧げると誓いましょう。
貴殿のためならば此の命、惜しくもありません。」
目覚めたレオナの片手を取り真っ直ぐな瞳で彼を見据えるA。
そんな彼女の姿に
彼は
ほんの少しふわりと、微笑んだ。
そしていつもの悪そうな笑顔に戻ると...
「俺のこと鈍チンとかなんとか言ってたが...
お前も大概だ。」
「どういうことだ？」
「そういうところだっつてんだろ。
俺はお前のことが好きだ。
聴こえなかったとは言わせねぇぞ？
ヴィランズと従者は結ばれないなんて相場、俺が砂にしてやるよ。
・・・何泣いてんだ。」
「ｯ...
レオナの隣にいて、良いの、か...？」
意図は違ったとしても、怖かった。
哀しかった。
どんな怪我をするよりも痛かった。
「俺がお前以外の雌を選ぶ訳ねぇだろ。」
そう言って微笑んだレオナの顔が
眩しくて
綺麗で
どうしようもないくらい好きで
私は周りに人がいることを忘れ大声で泣きながらレオナに抱きついた。
此れは
数年後従者兼護衛が
第２王子のお妃様になったヴィランズが語り継ぐ捩れ曲がった優しい優しい物語。
▪fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奈雪 | 作成日時：2020年9月28日 20時
