暴れ妖精が４８人 ページ49
次の日帰り際に何故かサイズが丁度良い制服と服を何着か、よく分からん化粧品をもらった。
あと気まずそうに下着も渡された。
何でサイズ？知ってんのか分からなかったから聞いたんだよ。
そしたらさ
「いつもあんな服着てたら見当くらいつくわよ」
って言われた。
そして諸々の授業とバイトを終えた夜。
私は夜に再び踊っていた。
着ているのは例の服。
夜風にのってふわりと匂いが鼻に届く。
気付けば走っていた。
信じられなかった。
そんなはずはないと知っている。
けど
けど
「マレファス！！！！」
「・・・？」
マレファスと似た匂いが、したんだ。
分かっていたけれど
「マレファスじゃ、ない...」
本当に、ほんの少し淡い期待を抱いていたからか
どうしようもない虚無感が私を襲った。
姿はツノのある人間。
だけれども
匂いは紛れもない竜。
懐かしい。
大好きな匂いだ。
「竜の娘か。
僕が怖くはないのか？」
少しだけ不思議そうにどこか自嘲気味に微笑んだ名前も知らない人(顔は見たことある)が痛そうだった。
「怖いわけない...
竜は優しいから。
私に文字を、魔法を家族の暖かさと大切さを...
此の鱗で作ったイヤリングをくれた。
そんな優しい異種族の私に全部教えてくれた竜を...
マレファス...」
あぁ、駄目だ。
最近泣いてばかりだ。
此処へ来て泣くのは何回目だろう。
私の視界は黒と優しい竜の匂いに包み込まれていた。
ーーー
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奈雪(プロフ) - 音色さん» ありがとう！ (2020年8月16日 11時) (
レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
音色(プロフ) - 奈雪さん» 大丈夫！更新頑張ってね！(ツイステ知らなくてごめんだけど) (2020年8月16日 8時) (レス) id: 74078a68de (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - 音色さん» ごめんよ... (2020年8月16日 8時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
音色(プロフ) - 奈雪さん» そっかぁ…それはしょうがないね… (2020年8月16日 8時) (レス) id: 74078a68de (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - 音色さん» そうなんだよ...何か半角にしてって書かれてた文字を半角にしたけど反映されないんだよ... (2020年8月16日 8時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈雪 | 作成日時：2020年8月16日 1時
