【ワンピース】意地悪な貴方と無関心な私 (ページ13)

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11話ページ13

貴「やっほーー！遊びに来たよー！」

花《あ、A！やっほーー！》

木《ねえねえ！今日は何する？》

貴「えーっとねー！うーん……何しようか？」

悪妖精「ねえ、お嬢ちゃん」

貴「ん？おじさんだれ？？」

悪妖精「通りすがりのおじさんだよ」

貴「ふーん！何でここ来たの？」

悪妖精「ちょっと迷っちゃっててねー……広場にはどう行けばいいのかな？」

貴「この道をまっすぐだよ」

悪妖精「そうか！ありがとう！お礼にこれをあげるよ！」

貴「？何これ……」

悪妖精「特別な果物だよ！まあ食べてみるといいよ！それじゃあね！」

貴「うん！おじさんバイバーイ」

教えた道を進んでいく妖精。

その妖精はAを背にしてニヤリと笑っていた。

花《Aー！あんまり知らない人から物貰っちゃダメだよう！》

木《そうだよ！危ないかもしれないよ！》

貴「あ、あはは！ゴメンゴメン！でもほんとに珍しい形だねこの果物」

木《美味しいのかなー、ソレ》

貴「分かんない！食べてみよ！いっただきまーす！！」

果物を満面の笑みで齧る。

だがその笑顔は数秒で渋い顔になった。

そして齧った分を飲み込み思いっきり叫んだ。

貴「美味しくなーーーーーい！！！変な味がするーー！！」

木《ありゃりゃ》

花《美味しくなかったんだ》