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嘘つき#25 ページ5
神童サイド
何かいいかけていた…
なんだったんだろうか…
そのあとの事…
泣いていた…誰よりも叫んでいた…
誰よりも…
それはまるで、一人の少女が、
家族を失ったかのような、
感情だった…
「なんだよ…」
「いや…」
「どうせ、アホくさいって
思ってるんでしょ？
笑いたいなら笑えばいいじゃん
今まであんたらの事を、
バカにしてきた人の弱味を握って！
どうせ、ばらすんでしょ？
新聞でもチラシでも何でも
書けば？サッカーしてるよりも、
楽しんじゃない？」
そう彼女は言う…
しかし目は悲しみや苦しみに
溢れていた…
今にも出てきそうなほどの、量だ…
誰よりも何かを"我慢"してるんじゃないか？
その事が彼女のクラスに
ばれて"イジメ"が始まった…
いつの日から彼女は…
自分を傷つけるかのように、
"自分にボールを当てて欲しい"と
言ってきた…
痛みを、苦しみを、我慢していた…
彼女が感じているのはきっと…
これが自分に与えられた"天罰"
なのだと…
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作者名：蘭拓ラブ！ | 作成日時：2015年2月23日 17時
