紅一点は密かに愛される。に。 (ページ2)

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紫。ページ2

　
　
　
「ん、ぎぃやぁあぁ！！！っいた！」

橙「うわっ！」

白「え！」

桃「なになになに！」

「うぉ、」

いきなり大声出したかと思ったら

Aはバタバタと楽屋を走り回って。

イスを薙ぎ倒したあと突進するように

抱きついてきた。

「なに、どしたの」

「やだ！めめ！めーめー！！！」

ぎゅうぎゅうと抱きついた力は強くなって

なのにめめを呼ぶ理由が分からない。

「もーなんなの」

「めめ！めめどこー！」

黒「どしたのAさん」

「クモ！クモがいるの！いやぁ！」

黒「えー？」

興奮するAは俺の洋服をひっぱりまくって、

もう苦しいしうるさいし。

めめ呼ぶならめめんとこ行けばいーのに。

「めめ！クモだから殺しちゃだめだよ、
逃して！早く！早く逃して！」

黒「なにそれ、逃せばいいの？」

「外出して！殺さないように早く！
早く外出したげて！！ぎゃあ！めめ！やめて！」

黒「ははっ、Aさんマジうけるわー」
　
　
　