秩序の乱れた世界に召喚された少女の記述【Eddsworld】 (ページ5)

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第3話：疎外感を感じる距離ページ5

裁判は無事？閉廷した、今は何やら四人で話し合っているご様子。
今晩のお夕飯のこととか話し合ってんのかな(現実逃避)

時折こっちを見て、何か難しそうな会話がところどころ聞こえる。
やっぱ汚れた臓器は売れないのか、嘘ついてて良かったァ……！！

しかしこいつら、他人の大切なブツを売り飛ばそうとするし、チームプレイで拘束してくるし本当悪質だ。

『(売るなら自分の売りゃ良いのに……男だし金た「おい」ｯﾝハｧイ！？』
「……」
『(やべビックリして声裏返った…)』

「お前、名前は？」
『……A…ｯス…』

へぇ、と相づちを打ちじろじろ見てくる猫耳男。
いやニヤつくな怖いから(ビビり)

「お前ってコーラと何か関係あるか？」
『えｯいや無い、と思いますが……』

いやどういう質問、私とコーラに何の因果関係が。
仮にあったとしてなぜコーラ？

「じゃあ酒は？」
『特に…てか未成年ですし……』
「…アイツとは何かあるか？」

猫耳が指差すのは、さっき自分の写真を見て泣いてたヤバイ人。
あ、めっちゃ手振ってる、振り替えしとこ！

『(まぁ全員ヤバイけど)初対面ですね』
「…そうか」
『ハイ……』

そう言うと猫耳は三人の元に戻って行った。
ワケわからん質問ばっかだった、結局なんだったんだよ今のは。

＿＿
＿

またやいのやいのと話し合い始めた。距離に疎外感を感じる。
それはいいのだが、そろそろ縄をほどいてほしい、腕が痛ぇ。

こちとら売りもんだぞ？
割れ物注意として扱わんかい。

『…その、縄を』
「だから＿＿！」「じゃあ＿＿？」

…だめだ聞こえてすらねぇ。仕方ない。
大きく息を吸ってぇ、腹から声をｯｽｩｰーー…まてよ？今絶好のチャンスでは？

四人共背中を向けて、話し合いに熱中してる今なら多少の物音なら気づかないだろう。
うんもう今でしょ！私の中の林修が言っている！

思い立ったが吉日、こんなとこさっさと出ていってしまおう。長居してたら臓物とられそうだし(恐怖)

「でも＿」
「＿＿のか？」

イスに縛られてると思ったより歩きにくい、生まれたての小鹿かってんだ！

フラフラな足取りだが、ドアはもう目の前。ここまで来れば勝ちも同然だ。

『(よっし何か今フラグたった気がするけど行け「あっだめだよ君どっか行っちゃ！」oh……』