秩序の乱れた世界に召喚された少女の記述【Eddsworld】 (ページ3)

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第1話：ファーストキスはドアの味ページ3

『＿い…めろ！…』
「い＿だ…って…な！…」

……ん？え何、夢か？夢か今の？？
てか頭痛…これはもう二度寝だ、遅刻はしたくないけどまぁ少しくらいなら走っていけば余裕で間に合うし、うん、寝よ。

しからば再度夢の中へと行くぞと、目を瞑ろうとすれば、頭を割りと強めにペシペシと叩かれた。

「おい、二度寝しようとするな起きろ」
「アｯハイ、起きます…起きますので……！！」

謎の声に起きるよう催促され、仕方なく起きる。
全く睡眠不足はお肌の敵だと言うのに。

しぶしぶ体を起こすと、回りを見ればそこは知らない家で、これまた知らない男四人がこちらを見ている。
……えっ誘拐？誘拐！？？

係の仕事を終え、家路についてたとこから記憶がない。
というか誘拐なら私の臓器は売り飛ばされるのだろうか、まだ酒の味も知らない乙女なんですが。

『(殺られる前に逃げとこ)』
「あｯ待てっ！」

ここは私の臓器が最優先。逃げるが勝ちだ。
ボルト並に全力逃避する私を逃がさんと追いかけてくるボーリングみたいなやつ、

目どうなってんだと考えていると、ポケットから槍のようなものをぶっ飛ばしてきやがった。
すんでのとこでかわす、ちょっとカスったぞコラ。

「クソ…食らえｯ！」
『いやｯそれどっから出てんだよ！！』

されっぱなしは癪なので、そばにあったソファを力いっぱい全力投球してやった。
するとラッキーなことにソファの下敷きになっているボーリング男、
よっしゃしめた！すぐさまずらかせてもらう。

すぐ前方に玄関ドアが見えた、よしいける！と駆け出した束の間。

目の前のドアがバンッと音をたて開いた。

「…ん？」
『アｯｯ…(察し)』

突如として発せられた声と共に、ゴンｯと鈍い音を出して顔面からぶつかった。鼻とれた。

割と全力疾走でぶつかったので尻餅をついてしまう。鼻はとれたし(とれてない)頭は痛ぇ！！

さながらポケモンの瀕死状態の私は見逃されるは当然なく、死闘の末、イスに縛られゲットだぜされてしまった。ちくしょう。

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「Tordナイス！」
「ナイスってか、トイレから出たら何かすげぇ勢いで突撃してきた。」
「あの状況でトイレ行く奴がいるかよ」