大丈夫、だいじょうぶ。

43 死ぬ ページ44

黒田side



もう、嫌なの。


Aは何も悪くない。


最初から、私が間違えてたんだよね。


私がジャニーズWESTに入ろうとしなければ。


私がみんなの仲を引き裂くような事をしなければ。


邪魔者は消えるよ。




ｶﾞﾁｬ




萌「ふぅ、ごめんね。A。

1番苦しんだのはあなたなのに。」








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それでも私は、死にたいの。



屋上ってすごいなぁ、全部が見渡せる。



萌「もう、消えるよ。」





「萌！やめて。」



萌「A…何で。」


「私ね、楽屋でみんなと一緒におんのが嫌になった時

よう屋上きてんねん。」


どうして、Aはそんなに泣きそうな顔をするの？


「何で萌が死ぬんよ。

言ったやん。ジャニーズWESTは萌に任せるって。」



萌「ごめん。でも、もう自信ない。

バイバイ」


バイバイA。みんな。





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「私やって、死にたいよ！！」


萌「A？」



「私は、誰にも言えへんかった。

私の心の叫びなんか。

いや、誰も聞いてくれへんかった。


萌には大事にしてくれてるメンバーがおるやん。

私には、そんな人いない。」



メンバー？A、知らないの？



萌「私、メンバーには大事にしてもらってないよ。

私が無理やり言っただけだから。



それに、本当にみんなが大事なのは、Aだよ。」



「っ、もし、そうだとしても私はもう遅いんよ。

ソロになって、デビューして。



もう、戻れへんねん。





あと、萌のこと、みんな無理やり仲良くしてたんやないと思う。


ずっとあの7人見てたから分かる。


メンバーとして萌を大事にしとるよ。」



また、Aは人のことばっかり。



萌「やっぱり、Aには勝てないや。


ごめん。こんなことして。




でも、ジャニーズWESTは辞める。それは変えない。」








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ホントの笑顔をメンバーに見せられなかったら、


それはグループとして、終わりだと思う。

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