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中田side
Aが、スタッフに呼ばれて
出て行ってから、
レッスン場は、みんな寝てんのちゃうかって言うくらい
静かやった。
今日は社長が呼んだらしく、
ほぼ、全グループが集まってた。
そんな時、空気を読んで明るくしてくれたんは、
村「中田、久しぶりやなあ！
いつぶりやあ？」
中田「あっ、お久しぶりです。」
渋「7、8年ぶりくらいちゃう？
なんや、俺よりでかなっとるやんけ！」
全員「ははは笑」
エイトさんやった。
大「中田、話してくれるか？」
中田「………はい。
話します。
俺が、この事務所を辞めたこと。」
中田「俺が、この事務所を
辞めたのは、Aが関係してるんです。
Aが、男性を嫌ってるのは、
知ってますよね。
……Aには親がいないんです。
まあ、正確には母親はAが
小さい頃出ていき、
父親は………
Aは、親が何かを知らないんです。
愛を貰ったことがないから。
親を親だと思ってないから。」
全員「え？」
横「父親が、原因？」
中田「っはい、そうです。
…Aは、父親から虐待を受けてたんです。
Aは、12歳の時から、施設で育ったんです。
12歳までは、あの父親の家で2人で…
虐待が始まったのは、
3歳の時。
まだまだ幼いAを殴ったんです。
何が発端かは分からない。
意味もなく、暴力を受けた。
施設にAが来た時、
ボロボロの服でとても女の子には見えなかったらしいです。
施設に来た方法を聞いたら、
《アイツを殴った》《逃げてきた。》
って。
服の隙間から見えた、あざが気になって
服を脱がしたら、
細い手足には、たくさんの切り傷、
胸や、腹には青くなったあざがあったそうです。
でも、、、
そんな傷なんて比べ物にならない程の
大きな熱傷の痕があった。
Aに聞いたら、
《9歳の時付けられた。
これを我慢出来たら、飯をくれるって言った》
って言ったんです。
俺がAと出会ったのは、
丁度その年。
俺が事情があって、Aのいる
施設に行ったら、
いたんです。
隅で、小さな体をもっと小さく丸まって、
その瞳には、何も映ってなかった。」
続く (更新停止中)
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のんたん(プロフ) - はじめまして読ませて貰いました。早く続きがみたいです！続きを楽しみにしてますね！ (2018年8月3日 22時) (
レス) id: 962358cccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪渚 | 作成日時：2018年6月7日 17時
