【APH】軍国少女と普憫な国

十ニ頁目「銀髪の不審者」 ページ14

貴「はぁ…」

今日はいろんなことがありすぎました…
やっぱり家は落ち着きますね

「あの、Aさん、大丈夫でしたか？
…その、何か言われたり」

貴「あ、ええ、まぁ…」

兵士さん達の気遣いが痛い…

「だ、大丈夫です！私達は貴方のこと
信じてますから。
貴方のような優しい方が…」

貴「悪魔の使いなんかじゃないと？
　 嬉しいこと言ってくれますね」

「あたりまえです、むしろ、
私達は貴方のことを誇りに思ってますから」

貴「私、神様みたいな力ないですよ？
　 私が強くいられるのも
　 貴方達が居てくれるからであって
　 むしろこちらがお礼を言いたいです」

「そんな…私達はなにも…
あ、そういえば、
貴方に言っておくことがあって」

貴「なんですか？」

「よくこの国に銀髪の不審者が
出るとかなんとかで
もしかしたらAさん知ってますか？」

貴「あぁ…心当たりが…」

「ご存じなんですか？」

貴「私の恩人ですから」

「え、不審者じゃないんですか！？
いつも入国審査せず森からこそこそ入ってくるので
てっきり……」

ギルベルトさん…なにやってるんですかね…

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