【2434】全力拒否！【fw】 (ページ1)

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私には1人の妹が居る。
私が出来ない事も、妹は完璧にこなしてしまう。
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『あの子はできるのにねぇ』
『どうしてお前は』

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「何も出来ないんだろう…っ」
親や周りの人からの言葉に耐えられなくて、
人と関わるのが怖くて
そして、家を出た。今は公園のベンチに座って何も出来ないままだ。持ち物は鞄に携帯とお金が少し入っているだけ
…何時だろ。辺りは真っ暗で何も見えない。
…と言っても、誰かが助けてくれるわけも無く。
「もう…」
居なくなるしかないのかな
そう思っていたその時、メッシュが入った大きい男の人に声をかけられた。

「な、こーんな真夜中に子供がおるって…どうしたん？」
そう言われ隣に座られる。
「っ！離れて！！」
「…ぁ…っごめんなさ…っ」
思わず拒否反応を起こして言ってはいけないような言葉を口走ってしまう。…キレられる…？
「んはは、別におにーさんは怒ってないで〜？ごめんな、初対面で隣に座られるのは嫌やんな、ごめんな」
まるで小さい子に接するような口調でそう言うメッシュの男の人。
「…っ、子供扱いしないでください…！」
「ん？ああ、ごめんごめん。…でさ、話は戻るけど、キミ何やっとん？家どこ？」
「…帰りません、」
「んじゃあどうするつもりなん？野宿？」
「…まあ、そうなりますよね」
「そんなんあかんってぇ〜！こんな可愛い子が野宿とか！」
必死に止めるメッシュの男の人。…まずこの人誰？
「…というか誰なんですか、貴方。不審者？」
「んははは！おにーさんがそんな人に見えるん？」
「…そうですね」
ギラギラしたスーツに派手髪にメッシュまで付けて…
この人なんなの？ギャンブラー？どんな仕事してるの？
「ええっ！？割とショックやわぁ…」
「…というか、まだ聞いてないんですけど、名前。」
「あ〜！そうやなぁ、ふわっちとでも呼んで！」
「嫌です。」
「うっそ！？」
何そのあだ名、こんな怪しげな男の人の事をふわっちって…
「うっそ、って…普通に考えておかしいですよ、怪しすぎますって、貴方。」
「う〜ん、そうかなぁ？でも真夜中にこんな所にいるお嬢ちゃんを見なかったフリしては帰れんなあと思って！」
…全く読めない…何を考えているんだろう。なんの利点が合ってこんなことを…