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夕陽が差し込む、夕方の教室。
現在放課後。
何故だか、国見くんと二人きりです。
明日、英表のノートの提出日だから、
ノートを貸して欲しいと国見くんに言われたからです。
…緊張からなのか、心の中でも自分の言葉が敬語になっちゃうよ。
こんなことになるなら、もう少し丁寧に板書しとくんだった！
先生以外の人に見せるなんて微塵も考えてなかったから、汚いことこの上ないよ…。
国見くんが黙々と私のノートを写している横で、私がこんな事を思っているとは国見くんは微塵にも思わないんだろうなぁ。
それにしても、なんで私にノートを見せてなんて頼んだんだろう？
「ねえ、国見くん。なんで私にノート頼んだの？」
暇な私は聞いてみた。
すると国見くんは、ノートを写す手を止めて、私の方を向いた。
「なんでって…、隣の席だから？」
「え、でも、友達の方が借りやすくない？」
「友達のとこまで歩くのめんどくさいし…。
まあ、別にいいじゃん？」
なんか、もっともらしいこと言ってるように聞こえるけど、はぐらかされてるだけなような？
それとも本当に面倒くさいだけ？
謎が多い人だな、国見くんは。
再びあたりが静寂に包まれる。
静かだし、まだ緊張してるけど、不思議と居心地は悪くなかった。
この時間が終わってほしくないと思う程度には。
そう感じるのは、
多分、国見くんとの距離が縮まったのが原因だと思う。
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せみ｡(プロフ) - たまごちゃんさん» 読んでくださりありがとうございます！これからもがんばります！ (2020年11月5日 13時) (
レス) id: 4768360623 (このIDを非表示/違反報告)
たまごちゃん - 国見くんの日常っぽい！オムニバス(?)楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2020年11月4日 20時) (レス) id: 901e8bcfe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せみ｡ | 作成日時：2020年11月3日 0時
