ツラい時側にいてくれたのは…2

×mushimegane ページ9

虫眼鏡 同棲中カップル

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虫「ねぇ、本当に仕事行くの？」

『うん。』

虫「その顔色で？」

『うん。』

虫「フラフラして頭痛もしてるのに？」

『…うん。』

こんな会話は朝起きた時からしている。

原因は私なんだけどね…

昨日から生理になってしまい、体調が最強に悪い。

毎月生理痛に悩む私を近くで見ているざわくんは、仕事を休ませたい。

アパレルの仕事をしている私は、今日はスタッフも少ないのをわかっているので休みたくない。

アパレルの販売は立ちっぱなしで接客をするから、体調の悪い時は確かにつらい。

でも今日は休めない。

虫「別にね、Aに意地悪して言ってるんじゃないんだよ？
いつも生理痛でつらい思いしてるのはAやん。
今日だって無理して仕事行ってもつらい思いするのは目に見えてるでしょ？」

『わかってる…』

虫「はぁ…今日のAは絶対折れなそうだから僕が折れるよ。
仕事行ってもいい。ただし！
送り迎えは僕がする、
つらくなったらすぐにスタッフさん達に言って帰らせてもらう、
その時も僕のことを呼ぶ、
これが約束できるならいいよ。」

『…約束する…』

虫「ん？聞こえないなぁ」

『約束しますっ！！！』

虫「よし。じゃあ準備しておいで。」

準備を終わらせて、約束通りざわくんの運転で送ってもらう。

準備の前に薬を飲んだから今は全然平気。

メイクで顔色も隠したし、ざわくんには悪いけどラストまで帰るつもりはない。

そして無事に職場があるショッピングモールについた。

虫「じゃあ約束、忘れないでね？」

『はーい。ざわくん、ありがとね！
気をつけて帰って』

虫「はいはい。連絡待ってるからね。
行ってらっしゃい」

『ざわくんも撮影頑張ってね。
行ってきます』

そしてざわくんと別れ、職場まで向かう。

12時。仕事を開始した。



今日はなぜかお客さんの入りが多くてずっとバタバタしてた。

一息つけたのが18時。

接客中は忘れていたが、体調悪かったんだ…

軽食を食べて薬を飲む。

仕事終わるのが21時。

なんとか乗り切るしかない。

少し休んだらまたお客さんの入りが増えてきた。

次に一息ついたのは20時だった。

この時間になると人はまばらになるので、閉店作業をする。

はやく21時にならんかなぁ…

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