ツラい時側にいてくれたのは…2

×ryo ページ38

りょう 元カレ

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地元の駅で知り合いに会うまで帰れません！！

の動画撮影中という設定でお読みください。

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現在てつやだけが抜けて虫さんととしみつと俺だけが残っている。

そろそろ誰か来てくれないかな〜なんて思いながら改札を3人で見つめていた。


Aさん sied

昨日の夜になった生理のせいで体調が最悪です。

いつもよりも早く仕事を切り上げて帰っている途中。

もう少しで最寄りの岡崎駅に着く。

早く帰って家でゆっくりしたい。

よし、着いた。降りよう。

痛むおなかをさすりながらいつも通り改札に向かう。

さて改札、というところで定期が見当たらず端にあるベンチに座りながらカバンを漁る。

いつもはカバンの中のポケットに鍵と入れている定期がなぜか奥底にあった。

見つかった頃には周りは人がまばらになっていたので、改札の外にいる人たちが目に入った。

男3人がカメラに向かって喋っている。

まぁいいかと気にせず改札を出て帰ろうとした。

？「あれ？A？Aじゃん！」

？「うわ！まじかよ！やったわ…」

？「りょうくん帰るのかー…」

『…え？あぁ、りょうやん。』

さっきの3人のうちの1人に声をかけられたと思ったら元カレのりょうだった。

り「久しぶり！仕事終わり？」

『そうそう。なん、これ？
…あ、YouTube？』

り「そう！モザイクかけるからA載せていい？」

『…んー、別にいーよ。
もっとテンション高めがよかった？
なんならやり直す？』

り「いいよw今のトークの方が面白いからw」

り「はい！18:45！元カノに会ったので帰りまーす！ばいばーい！！
…ごめん、一回カメラ止めるね？」

虫「はーい。」

り「A、こっちのベンチ座って。
Aさ、体調悪いでしょ？
立ちっぱなしで撮影してごめんね？
カメラも止めたし普通にしていいよ。」

『っ！な、なんで？』

り「そんなんわかるやん。
明らかに顔色悪いし話し方とかも体調悪い時の感じだし。」

学生から社会人にかけて3年近く付き合っていて、半同棲していたので少しの違いも気付かれる。

りょうは怖いくらいに敏感で隠せなかった。

り「まぁいいや、帰ろ。
家まで送るよ。」

りょうといた2人にペコっと頭を下げて後にする。

『撮影中じゃないの？別に帰れるしいいよ？』

り「Aに会えたことで帰れるようになったから大丈夫。帰ろ。」

『よくわからんけど、じゃあお願いします。』

り「ん、行こ。」

りょうの車に乗り込んだ。

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