×toshimitsu ページ34
としみつ 高校生
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と「今日の文化祭も盛り上げていくぞー!!」
「「「「「『おー!!!』」」」」」
ここは私が所属している高校の軽音部の部室。
今日は文化祭2日目であり、最終日。
軽音部は2グループのバンドを組んでいて、ひとつは3人女の子だけで組んでいるグループ。
みんな可愛いが、演奏をすると力強くて圧倒される。
私はもう一つの4人グループの方で女子は私1人。
ロック系バンドで、ベースを担当している。
ボーカルはさっき声を上げていた部長のとしみつ。
今日は2ステージ、2曲ずつ演奏をする。
朝から音出しをして調整をしていた。
と「A!今日も最高のパフォーマンスしような!」
『もちろん!楽しみだげぇ』
あと少し時間はあるしトイレに行っておこうと思い、声をかけて部室を出た。
なんか起きた時から軽く貧血気味というか、全体的に違和感があった。
トイレに行ったら生理になっていて。
あーだからか、と冷静に納得はしたけれど、自覚をすると一気に体調が悪くなる。
メイクも直そうとカバンを持ってきていたからソレも持ってきていた。
鏡を見ると血色が無かったので、化粧で誤魔化すことに。
部室に戻ってからみんなにバレないように薬を流し込み、練習を再開した。
と「そろそろ行きますか!」
としみつの一声でスタンバイに向かうことに。
カタン
と「ん?Aどうした?行かんの?」
『イスにベルト引っかかって立てんかったわ(笑)
先に行ってて』
ぞろぞろと部室を出て行くみんな。
ベルトが引っかかったなんて嘘で、貧血になってしまい立ち上がれなかった。
『…っ、はぁ、はぁ…』
クラクラするし頭は真っ白。
早く行かなきゃ、貧血治れって思えば思うほど呼吸が浅くなる。
目を閉じて落ち着かせようとするけれどだんだん力が入らなくなってきて、イスから落ちそうになった。
と「あぶない!」
としみつが肩を支えてくれ、イスから落ちるのは避けられた。
と「A?一回横になるか?」
『うん…ごめん…』
持っていた楽器を近くの机に置き、床に横になった。
としみつは近くに置いてあったジャケットを掛けてくれた。
と「A、朝から体調悪かったんか?
気付かんでごめんな。」
『ううん、体調はさっきからだし隠したから…
ふぅ、もう大丈夫。行こうか。』
と「まだ顔色悪いけど行けるか?」
『大丈夫。』
心配そうに見てくるとしみつに気付かないフリして楽器を持ってステージに向かった。
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yu(プロフ) - 孤黒さん» 孤黒様、ご心配ありがとうございます(>_<)また更新できるように頑張りますのでまた読みにきてくださいね〜!! (2019年3月31日 20時) (レス) id: 196e902e02 (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - だ、大丈夫ですか、、、?無理だけはしないで下さいね。更新待ってます! (2019年3月31日 18時) (レス) id: 19e63cbf4e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - ぱおーんさん» ぱおーん様、いつも読んでいただいてるなんて…ありがとうございます(T-T)嬉しいです!頑張りますのでまた読みにきてくださいね〜♪ (2019年1月8日 21時) (レス) id: 196e902e02 (このIDを非表示/違反報告)
ぱおーん - いつも読んでます!これからも頑張ってください!! (2019年1月8日 7時) (レス) id: 5907bb178f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - ありがとうございます!本で読んだり聞いたことと知識です^^* (2019年1月3日 14時) (レス) id: bcfc3b7db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2018年12月21日 0時