ツラい時側にいてくれたのは…2

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ゆめまるが自分のジャケットを掛けてくれ、心配そうに覗き込まれる。

『ゆめまる、ごめんね…
大丈夫だから帰ろっか』

ゆ「大丈夫なの？」

『う、うん。
明日もゆめまる撮影あるでしょ？
遅くなっちゃうから帰ろ。』

ゆ「俺のことは気にしなくていいよ。
Aの落ち着いたタイミングで帰ろ？」

『でもだいぶ落ち着いたし大丈夫！』

ゆ「じゃあタクシー来るまでは横になってよ？
俺呼んでもらうように声かけてくるから。
ちょっと待ってて？」

『ありがと』

ゆめまるは店員さんに声を掛けに個室を出て行った。

やっぱり生理のときにアルコールは控えなきゃだめだな…

ゆ「ただいま。
10分くらいで来るみたい。待てそう？
しんどかったらメンバーの誰かに迎え来てもらう？」

『ううん！大丈夫だよ！』

少しして店員さんがタクシーが来たと伝えに来てくれた。

ゆ「A、起き上がれる？」

『よいしょっ…』

ゆ「くらくらしてない？大丈夫？」

『うん、大丈夫そう。』

ゆ「よし、Aの荷物これだけだったよね？」

『うん…あ！自分で持てるよ！』

ゆ「いーから、行こ？」

ゆめまるが荷物を持ってくれ、私のことも支えてくれ、更には支払いも済ませていてくれた。

タクシーに乗ってからも少しでも楽になるように、と寄りかからせてくれた。

『ふふ、ゆめまる柔らかい(笑)』

ゆ「たまにはこのお肉も役に立つでしょ？」

少しして気が付いたら私の家の近くだった。

ゆ「A、部屋まで行けそう？
途中で倒れない？大丈夫？」

『大丈夫！もうだいぶ治まったから！』

ゆ「ならいいけど…」

『心配かけてごめんね？
ゆめまるの家までいつもタクシーいくら？
心配かけちゃったし出します！』

ゆ「え〜いいよ〜
あ、じゃあ次行くときはAのおすすめのお店で、Aの奢りで飲も！
それでチャラね！どう？」

『今日奢ってもらっちゃったからもちろん次は出すよ！』

ゆ「じゃあそれで！
お酒も料理も美味しいところ期待してるからね〜！」

『ゆめまる、ありがとね。』

ゆ「ほら！着いたよ！
気を付けて帰ってね！
今日はもう飲まずに寝るんだよ！」

『はーい(笑)ありがとう。
ゆめまるも気を付けてね！』

体調が悪かったのを忘れるくらい、ゆめまるが癒してくれた。

もちろん私の奢りでご飯も行きました！

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