ツラい時側にいてくれたのは…2

×ryo ページ2

りょう 教師×生徒
※友達の名前を固定で さやか としています。

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『うぅ…』

お腹と腰が痛い…

昨日から生理になってしまい、痛みと戦っている…

休み時間になり、私の前の席で1番仲の良しなさやかが振り返って来た。

さ「A、大丈夫？保健室行って休んだら？
先生に言っとくよ？」

『でもこの後りょう先生の授業だし…っ』

りょう先生は数学の先生。

かっこいいし教え方上手だし、なにより優しい。

みんなりょう先生のことが大好きなんだよね…

りょう先生に褒められたいからみんな数学だけは頑張っていて、みんな数学がダントツ良いって他の教科の先生達が嘆いてた。

友達「ほんと好きね…
でも大好きな先生の授業と体調どっちが大事なのよ…
先生にそんな顔色みせるの？」

『うぅ…授業受けたい…
でもこんな肌荒れしてるとこ見られるのは嫌…』

友達「肌荒れじゃなくて顔色と体調の心配しなさい！
まったく…りょう先生のことバカ好きすぎて呆れる…」

『へへへ…』

友達「褒めてないわ！！
そろそろ時間だし先生くるんじゃない？」

『ホントだ！
ねぇ、さやか！メイク大丈夫かな？
顔色悪いのバレない？？』

友達「大丈夫大丈夫。」

『もーさやか適当〜！』

り「みんな起きてるー？
授業始めるよー。号令〜」

いつも通り授業が始まった。

今日は復習ということで、ミニテストをするらしい。

いつもはすんなり解ける問題が今日は解けない。

頭が痛くなってきていて、問題を見ても解き方が出てこない。

焦って余計に頭が痛くなってくる。

諦めて机に突っ伏した。

あぁ…りょう先生になんて思われるかな…

頑張ってきたのに、見放されちゃうかな…

なんか泣きそう…

生理の時ってマイナスな考えしかできなくなるんよね…

トントン

り「Aさん、少し行ける？」

『…あ、はい…』

肩を叩かれてすぐ近くの空き教室に連れて行かれた。

怒られるかな…

り「Aさん、そこ座って。
いつも頑張ってるのに今日は全然解いてないやん？
なんか理由があるなら教えて？」

『い、いや…あの…』

り「もしかして…人間関係、とか…？
そしたら言いづらいか…
放課後とか時間取ったら話せそう？」

『そ、そんなんじゃないので！』

り「本当に？」

『本当です！』

り「じゃあどうした？
Aさんが机に突っ伏すなんて相当でしょ？」

『少し、体調悪くて…』

り「確かに顔色悪いかも…？
化粧で隠したらわからんやん！
もう！保健室行くよ！」

_→←作者より。

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