グラサンが7 ページ10
志賀視点
あの人マフィアだったのか…。
「我々に逆らって生き残った者などいいないのだぞ!」
黒いマフィアが云う
「然り、他の誰よりも太宰さん、貴方は知っている。元マフィアの太宰さん_____」
ほへ、彼奴マフィアやったんか。解けかけの靴紐踏んで転けそうになった時並みにビックリした。
あれ、マフィア帰ってった。あれ、あれ?
コレ若しかして僕帰っててもよかったんじゃね?
「ほら、Aくんも敦くん達運ぶの手伝ってよ、君の異能を使ったら運べるだろう?素の力も多分Aくんの方があるし…。」
『ヒョエ…』
ほらあぁああぁあ!!急に話し掛けるから変な声出たあぁああ‼︎
「そんな声出してる暇ないよ。ナオミちゃんの出血が多すぎる…急がないと死んでしまうかも」
急に真面目に戻るなよこの野郎
僕は太宰の方へ行き脛を蹴ってからナオミちゃんと谷崎くんを抱える。
『おまへほんほおほへほへほ‼︎』(訳,お前ホント覚えとけよ‼︎
何でこんな変な声出してるかって?
包帯無駄遣い装置が僕が持ってた袋持ってくれないから。
だって2人も抱えてるんだよ?
流石に袋持ったら落ちるよ。落ちたら瓶が割れて金平糖食べれなくなる。
それだけはごめんだね。
『くひょう…ほんほほまえほほうはいほんふほろろにほへはほ。』(訳,くそう…今度お前の包帯全部トロロにしてやる。
「ははは何を言っているのかさっぱりわからないなぁ。側から見たらサングラスかけてビニール袋口に咥えて人を2人抱えてるってただの不審者だよね。」
『知るか!!!!』
バリンッ
ガラスが砕ける鋭い音…その原因は勿論僕が咥えていた(過去形)袋に入っていた金平糖の瓶だ。
『…。』 「…。」 『…。』 「…いや…ごめん」
…
僕、太宰を置いて社に向かうスピードを上げる
_____
彼らは与謝野女医の治療(?)を受けて今は寝ている。命に別状が無かった事はいいことだ。いい事なんだが…。
国木田は太宰に聴いたんだ
「何故彼奴は端で膝を抱えて地面に“の”の字を書いているんだ…?」
憎き太宰は僕の横にしゃがみ込み
「…ほんとごめんって…あの…本当に…」
国木田は全然状況に着いて来ていない
『うるせぇ、お前の包帯タバスコに漬けるぞ』
「本当に何があったんだお前ら…俺は小僧の様子を見に行くからな。」
此方を気にかけながら国木田は敦くんの方へ向かった。
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三原色 - あぁあ!@眠る猫 さん誤字報告ありがとうございますうぅ!お返事遅くなってしまい申し訳ありません。エリスちゃんの名前間違えるとか森さんに殺られる…アノ、私の返信の仕方絶対間違えてると思うのですがお手柔らかに…これからもこの小説を宜しくお願いします💪 (2023年2月20日 20時) (レス) id: 13a7bfbe40 (このIDを非表示/違反報告)
眠る猫 - 22話のエリスちゃんの名前がアリスちゃんになっています,,,あ、な、なんか私なんかがすいません!!楽しんで読ませてもらってます!! (2023年2月16日 19時) (レス) @page27 id: cd1a79a794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三原色 | 作成日時:2022年12月4日 17時