グラサンが19 ページ24
中島視点
「鍵なしでは開かないわ。開くのはあっち」
赤髪の少女が言っているのは恐らく僕の後ろにある扉だろう
扉についている小窓から外を見てみる
「外の景色が…静止している」
僕の驚きなどどうでもいいと言うように彼女は自己紹介をし出す
「あたしの名前はモンゴメリ。ここはあたしの異能力で創った空間なの。でも安心なさって、そのドアから誰でも出られるわ。…お仲間を取り返したくなければですけど」
彼女はニイッと口角を上げ歯を見せて笑う
「どうする心算だ」
谷崎さんの一言一言が重い
「簡単よ。この部屋でアンと遊んで頂きたいの。アン、いらっしゃい」
そう言った彼女の後ろにはとても大きな人形。目がボタンで赤毛の人形。
ソレからはコキ、コキ、ペキと不気味な聴き慣れない音が漏れている
それを見た人々は悲鳴を上げ時間が静止している扉の方へ走る
怖い、脚がすくむ
でも僕は武装探偵社員。賢治くんとナオミちゃんを無事助け出して帰る。それが僕がやらなければいけないこと。
「あら、残ったのは4人だけ？」
僕はたった1人残った一般の方にここは危険だから逃げてくれと声をかける
するとその男性はおずおずと写真を見せて来た。
金髪のブランドの髪に赤いワンピースをきた可愛らしい少女だ。齢は10歳くらいだろうか
「あの扉の向こうにいるかもしれない。若しそうなら今逃げたら私は一生後悔する…だから私も残るよ」
その目は本気だ
モンゴメリさんはキャッキャと楽しそうな声をあげて話し出した
「ルールは簡単よ！アンと追いかけっこをしてタッチされたら皆さんの負け。捕まる前にその鍵でドアを開ければ皆さんの勝ちよ。」
その言葉と同時に僕達の前にキラキラと輝く金色の鍵が現れた
彼女は不敵な笑みを浮かべ
「それで、参加されるのは誰？」
僕達は顔を見合わせた
「3人同時でもいいのか？」
モンゴメリさんはどのような反応をするのかわからないためとても気張った。しかし反応は意外なもので彼女は顔をパァッと明るくさせ
「勿論よろしくってよ。お遊戯はみんなの方が楽しいもの」
ココでよく聞きなれた声がした
『あー、僕はパス。この男の人といる。2人で行ってお
いで』
谷崎さんは目を見開いた
「どうしてッ」
その言葉を発する前にモンゴメリさんは退屈そうに言った
「別に宜しいけれど。お仲間と戦わないの？きっと貴方はとってもお強いんでしょう？」
『いや、期待しないでね？』
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三原色 - あぁあ！@眠る猫 さん誤字報告ありがとうございますうぅ！お返事遅くなってしまい申し訳ありません。エリスちゃんの名前間違えるとか森さんに殺られる…アノ、私の返信の仕方絶対間違えてると思うのですがお手柔らかに…これからもこの小説を宜しくお願いします💪 (2023年2月20日 20時) (
レス) id: 13a7bfbe40 (このIDを非表示/違反報告)
眠る猫 - 22話のエリスちゃんの名前がアリスちゃんになっています,,,あ、な、なんか私なんかがすいません!!楽しんで読ませてもらってます!! (2023年2月16日 19時) (レス) @page27 id: cd1a79a794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三原色 | 作成日時：2022年12月4日 17時
