グラサンが13 ページ16
志賀視点
鏡花ちゃんが短刀を突き出す。
僕はそれを最小限の動きで避け、鏡花ちゃんが引き返す前に手首を掴む。
手首を後ろに回しうつ伏せで倒し、動きを封じる
と同時に敦くんが少女に虎の爪を突き立ててこう言った
「終わりだ。この能力を止めて爆弾の場所を教えろ」
『…ちょっと待ってね鏡花ちゃん。はい、立っていいよ』
鏡花ちゃんは自分の着物の羽織をめくって見せた。
そこには例の爆弾がついている
『その爆弾遠隔点火式だよ。間違った手段で解除すると秒でドカン!だよ。停止ボタンはどこにあるのかな…』
鏡花ちゃんは数秒僕と敦くんを見つめた後何かのボタンを差し出してきた
「それは非常停止ボタン。ここに来る前に渡された」
敦くんは速攻ボタンを押した…何やってんねん。
〈それを押したのか鏡花。解除など不要。乗客を道連れにしろ〉
『うーーーん鏡花ちゃんの携帯電話凄いね。この前の黒い野良犬さんの声が聞こえるよ。ははははは』
「笑ってる場合ですか!…爆弾を外すんだ!」
少女は小さな手で近寄ろうとした敦くんを力一杯押し返した
そして異能で切り取られ外が丸見えの壁…だった物の前まで行き云った
“私は鏡花。35人殺 した。もうこれ以上1人だって殺 したくない”
彼女は走っている電車から太陽を反射しキラキラと光っている川へ飛び降りた
敦くんは雄叫びをあげながら後を追って飛び降りる
彼女に付いている爆弾を剥ぎ取り投げる。しっかりと抱きしめて落下。
『うおおぉおお?!何やってるんや敦くん!そのまま東京湾に出て漁師さんに迷惑かけんなよ!いいぞもっとやれ!!!』
「Aアンタ、ブレないねェ」
ーーおまけーー
事を府警へ話し与謝野さんと帰宅中…
『チッアイツ等デきてるよコレだよこれ』
そういい小指を立てる
「どっからそんな言葉覚えてくるんだか…」
『こんな世界に居たら嫌でも覚えてまいますよ』
「前から思ってたけどアンタ地味に関西弁なのなんなんだィ?」
『父さんが大阪人なんですよ。そんなにコテコテの関西弁じゃなかったけど』
「へーそうなのかイ」
『あれ、意外と興味ない感じですか?…そんな事より!与謝野先生相変わらず今日もお美しいですよ!言葉では言い表せないくらいです!はぁ〜僕にもっと語彙が有れば口説けてたんでしょうか…』
「アンタほんと口が達者だねェ」
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三原色 - あぁあ!@眠る猫 さん誤字報告ありがとうございますうぅ!お返事遅くなってしまい申し訳ありません。エリスちゃんの名前間違えるとか森さんに殺られる…アノ、私の返信の仕方絶対間違えてると思うのですがお手柔らかに…これからもこの小説を宜しくお願いします💪 (2023年2月20日 20時) (レス) id: 13a7bfbe40 (このIDを非表示/違反報告)
眠る猫 - 22話のエリスちゃんの名前がアリスちゃんになっています,,,あ、な、なんか私なんかがすいません!!楽しんで読ませてもらってます!! (2023年2月16日 19時) (レス) @page27 id: cd1a79a794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三原色 | 作成日時:2022年12月4日 17時