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「……ウーン………特に異変は見当たらないけど……」
「本当に耳に痛みとか無かったの？」
『…まぁ………というか先生なんでベッドの上で………。』
「そっか………痛覚が全体的に異常なのか、それともたまたまなのか……どっちにしろ調べる必要があるね……」
『エッ！ちょっ！わっ！？』
「痛かったら手ェ挙げてくださいね〜♡」
「しんぺい神先生！！！」
ゲイビだと思いました？残念乙女ゲームです。
急に先生とトイフェルさんの声が聞こえなくなったのは俺の鼓膜が無いなったかららしい。
養護教諭を名乗るしんぺい神先生に治療してもらう為に保健室へ4人で向かった。
しんぺい神先生はトイフェルさんとレウクラウド先生を保健室の外へ待たせ、俺の腰を抱きながらルンルンで保健室に入っていったかと思えば、椅子に座らせる訳でも無くベッドに俺を座らせた。
そして今に至る訳だが…………。
「もー、レウクラウド先生外で待っててって言ったのに。」
「自分の生徒が危ない中呑気に外で待ってられる訳無いでしょう！？」
「今年も沢山入学してくれたんだから1人くらい………あっ！そっちの後ろの子でも全然ええわ！おいで〜！！」
「ﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘﾑﾘ……………………」
『………ｾﾝｾ……………く、くるし……………』
しんぺい神先生は俺の腹の上で座り込みながら今度はトイフェルさんを狙っている。
正直トイフェルを掘ろうがどうでもいいから退いてくれ………！！
『
「「！！」
「うわぁ！？！？」
苦しくていよいよ息がしずらくなった瞬間、俺はしんぺい神先生の影に入り込み、トイフェルさんの影から出た。
『耳の様子見るって言ったのに何やってんすかあんたら……………』
学生寮に住み始めてから、久々に基礎魔法以外を使ったからか、とても体が重い。
「お前…驚かせんなや！！！なんやねんさっきの魔法！！！！」
「……Aさん……？…それってもしかして闇魔法………？」
「キミ、ｯ闇魔法やったんやな………？」
……………まっずい、この世界闇魔法嫌われるんだった。
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作者名：ぽむ | 作成日時：2024年3月7日 6時
