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「お前寮どこだった？」
「もしかして､寮一緒？」
学生寮へと繋がる廊下がとても賑わっている。
新入生は勿論、春休みから帰ってきた上級生の人達も沢山居て、中々列が進まない。
それもそのハズ、全学年の生徒、となれば少し広めの廊下もミッチミチの狭さになるからだ。
学生寮も、男子生徒女子生徒それぞれ1つで収まる訳が無い。
学生寮は大きく別れて7つある。
女子生徒3つ、男子生徒3つで別れ、生徒会に入っている生徒は特別に生徒会専用寮が用意されている。
確か攻略対象全員生徒会に入っていて、いずれヒロインも生徒会に加入、紅一点の生活が始まるらしかったが、それにしても本当に待遇が良すぎる。
さっき先生が言ってた平等とかの話、あれ絶対嘘だろ。
そして別の所に教師が集う教師寮もあるらしいが、生徒は絶対見つけられない場所に設置されているらしい。
全部寮母さんに聞いた、本当に寮母さん様々。
いつもは俺の顔を見ると、ポセイドンの海割りみたいにパッカーンと人だかりが無くなるのだが、肝心な時に限ってその謎の性質は発動しない。
一気に生徒が寮入りする為、早く帰って寮母さんの手伝いに行きたかったが、中々動かない列で無理だと悟ってしまった。
……………喋るのに夢中で足を動かそうとしない奴らを闇に葬っても今なら許されるだろうか。
……現在、このウンザリした感覚が、前世でよくあった渋滞にハマってしまった時と近しい感覚だということに気が付いて、尚更ウンザリしてしまった。
＿＿＿＿＿＿＿
閲覧頂きありがとうございます。
皆さんに報告があります。
新メンバー、発表されましたね。
しっかり、らしかったですね。
新メンバーの方なのですが、当物語では、彼の動画の出演が重なり、作者自身が彼のキャラクターを掴み次第の登場となります。
ご了承ください。
まだまだ登場出来ていない方々の方が多いですが、気長にお待ち下さい。
ぽむ
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作者名：ぽむ | 作成日時：2024年3月7日 6時
