【d】pure Liebe 【ra運営】 (ページ35)

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「＿＿＿＿＿＿＿＿よろしくお願いします。」

「よし、これで最後だね。以上の生徒がこれから1年間一緒に勉強していく仲間達、切磋琢磨しあって生活していこう。」

「学校では、身分の違いで差別してはいけません。公爵だから対偶されるとか、男爵だから子爵だから冷遇されるとかはありませんし、君達もやってはいけません。」

「今度、1年生だけで交流会を開きます、Aクラスのみんなとも仲良くしましょう。5月になれば、初めて全学年が一斉に集う、対面会、というのもやるから、先輩たちとも、仲良く出来たら良いね。」

終始優しい笑顔で説明会する教師。

肩まで伸びた髪の、可愛めの顔とは裏腹に、低めの落ち着く声で、まるで乙女ゲームのキャラクターみたい。

……………………いや、まさかな。

教師と恋に落ちるゲームとか教師側捕まるだろ…。

悶々と児ポ問題に苦しんでいたら、ふと、担任と目が合ってしまった。

れうくらうど…だったか、その担任はコチラを見つめ、にこり、と笑いながら説明を続けた。

………………危ない、俺が女の子だったら惚れてた。

「明日は1限目に教科書を渡します。2限目から授業が始まるけど……多分ほとんどの授業が先生の自己紹介とか、授業内容の説明とかだと思うから、程々に気を抜いて挑んでね。」

それじゃあ、といってレウクラウド先生は「全員起立。」と静かに号令をかけた。

全員が立ったことを確認すると、レウクラウド先生は、ニッコリ笑って

「それじゃあ皆、改めて入学おめでとう！これから1年宜しくね、さようなら！」

と、ホームルームを締めくくった。

「行く寮間違えないでね〜！」と、程々に大きい声で注意喚起したあと､職員室へ帰ってしまった。

生徒達は固まった体を伸ばし、動かしながら周りの人にぎこちなく話したり、そそくさと寮へ帰っていってしまったり、様々な行動をしていった。