□ ページ32
’
「………えー、、、桜が、満開に咲き始め、____」
………どうしてどの世界でも学園長だとか、校長だとか、学校の一番偉い先生は話が長いのだろうか。
とうとうやってきた入学式。
いよいよゲームのストーリーが始まった………という事でいいのだろうか。
式中、周りを少し見回すだけで前世の世界でよく使われていたSNSで馬鹿みたいに流れていた顔がいくつか見えた。
「__学園長、ありがとうございました。続いては生徒代表の言葉です。」
「皆さん、御入学おめでとうございます。中等部から上がってきた方、新しくこの学園に受験して入学してきた方、色々な方がいらっしゃると思います。ですがここに入学してきた者同士______」
…………なんて眩しさなんだ。
直接太陽光を覗いた感じ……いや、それよりも強い光。
光属性…………………いやそれよりも強い、これが"聖属性"というものなのか。
このゲームをやったことが無い俺でも見た事がある。
煌びやかな金色の髪、感情の上下によって赤になったり青になったりする瞳。
『pure Liebe』の大看板、人気ランキング1位をかっさらっていったメインキャラクター。
「_______生徒代表、2年 "グルッペン・フューラー"」
最高難易度攻略対象の登場だ。
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむ | 作成日時:2024年3月7日 6時