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貴方が暫く遊びに来てくれなかった時、私は命を絶つ事も考えた。
私の人生は、貴方全ての為に捧げたい、貴方に拒絶された私の人生など、不要に等しい。
不安で眠れそうになかった。
貴方が久しぶりに図書館へ遊びに来てくれた時、私は家族が笑顔で誕生日を祝ってくれた時よりもはるかに嬉しかった。
貴方はいつもと違っていた。
それでも貴方は貴方だ。
誰かが貴方に変装している訳でも無い。
本当に貴方なんだ、中身が貴方じゃなくなっただけなんだ。
それでも貴方は貴方だから。
今の貴方もとても魅力的だ。
とっくの昔に出来ていた事を嬉しそうに私に報告してくる時なんて、愛おしく感じる。
家に遊びに来てくれた時なんて、私の魔法を褒めてくれた時なんて、私の頭を撫でてくれた時なんて。
以前の貴方は絶対にしなかった事を、今の貴方は安易にやってくれる。
愛おしい。嗚呼愛おしい。
私は貴方が全てなんです。
貴方が居なければ生きていけないんです。
貴方の魅力がウツさんに伝わるのさえも嫌だった。
私だけのAさんだから。
貴方の惹き込まれそうな黒い瞳がとても魅力的に感じる。
貴方の艶やかな美しい黒い髪がとても魅力的に感じる。
貴方の透き通った程良い高さの声がとても魅力的に感じる。
貴方のモチっとした傷一つない肌がとても魅力的に感じる。
貴方の全てが欲しくなる。
私が私じゃなくなるみたいだ。
私は貴方が何と言おうと、どんな行動を起こそうと、貴方全てを受け入れる事が可能です。
ねぇ、Aさん。
私やウツさんが何かしましたか。
貴方の気に触れましたか。
私は本当に気が狂いそうだ。
今まで色鮮やかだった景色が全てモノクロに見えてしまう。
今までとても綺麗な音色だった音楽が全て雑音に消えてしまう。
今までとても美味しかった紅茶が全て味がしなくなってしまった。
貴方が居なくなるだけでもこんなに変わってしまうほど私は貴方に依存してしまってるんです。
だから、だから。
貴方は今どこに居ますか。
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作者名：ぽむ | 作成日時：2024年3月7日 6時
