□ ページ16
’
『ウツくんの魔法ってさ、水とは違うんでしょ？』
「せやで、水と草の複合によって派生された雫属性や！」
「雫…………？？？？」
雫って……こう…なんか………草木から水が滴ってる水滴みたいなやつ……だよな……？
俺の魔法陣改良タイムの時に魔法陣からピュッピュピュッピュずっと出してた気がするんだけど……。
「僕めっちゃ頑張ってん！最初なんて魔力半分位消費して出たのが3mm位のデカさの水滴なんやで！？！？」
「それ見た瞬間僕バリ気ィ悪なったもん。」
『最初ってほんとに拍子抜けるよね。凄い魔力消費した癖に出たのがバカちっちゃい玉とかだから…』
「せやねん！！！」
「何事も練習が大事ですからね。」
最初3mm程度だったらしい水の玉が現在5cm位まで大きく成長させたウツくんの努力を考えるとマジで凄いな………。
『そういえば、エーミールの魔法ってどんな属性なの？』
俺の魔法陣改良に手伝ってくれたり、効率の良い練習法とか教えてくれたりしたが、肝心の彼の魔法を見た事が無い気がする。
彼の雰囲気的に……草とか光とか、そこら辺だろうか………。
「私ですか？…………私はお2人のような素敵な魔法を使える訳では無いので…。」
「そんな気にする訳ないやん！！Aなんかまともな魔法陣作れんかってんで！？」
『ハ？おいテメェ』
サラッとdisりやがってテメェホントに！！！！
この世界暦赤ちゃんだぞ！！！！！！
「うーん…………ほんとにパッとしませんよ？」
『ェもしかしてバナナを生成する属性？』
「ちゃうわ、ハゲる属性やて絶対」
「違うわ！！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽむ | 作成日時：2024年3月7日 6時
