君は僕の主人公 . （M.Shunsuke） (ページ30)

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27. ページ30

道枝 side.

｢好きになっちゃいけない人？？｣

放課後の教室。

サッカー部や野球部の声、吹部が奏でる楽器の音…

たくさんの音が混じったこの場所は、青春が詰まっている。

『うん。その人を好きになってもうた。』

｢好きになっちゃいけない人ってどんな人や…超絶美人なのに恋愛興味無さそうな人とか？｣

『まぁ、超絶美人…は合ってるな。』

｢そんな人と友達なのか〜、みっちーやるやん！で？何か進捗はあったん？｣

『再来週、遊びに行く約束しとる。』

"えーーーー！！"

長尾のアホみたいにでかい声が教室に響く。

｢それはもう脈アリやん！？｣

『え、そうなの？』

興奮した様子で長尾は立ち上がる。

｢そうとなれば！！そのデートで告白や！！！｣

『は！？』

" みっちー告白大作戦！！ "

いつの間にか黒板にそんなことが書かれている。

なんか絶妙にダサい名前やな…。

｢早速作戦会議開始や！！まず場所決めからやな！！｣

あぁ、神様。

俺はAちゃんに、告白するみたいです。

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