あのね、川西先生。 (ページ16)

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＊

明日は日曜日だから汐恩に会わなくて済む

だけど月曜日からまた学校が始まったら？

もう朝迎えに来てくれないのかな

そりゃそうだよね、だって汐恩彼女出来たんだもん

どうしようもない程ぐるぐるループするこの感情

目を背けるために、私は意識を手放した

･

月曜日の朝

汐『…はよ』

なんだか罰が悪そうな顔をしている汐恩

その顔は、

彼女出来たからもう一緒に行けへん、の顔？

聞きたいけど…怖くて聞けないや

お互いしばらく無言のまま学校へ

真『…おはよう汐恩！とAちゃん…』

汐『…はよ//』

校門の前で真凜ちゃんに会う

真凜ちゃんの私へのおはようの後付け感

汐恩の少し照れたような顔

何その顔

やっぱり私邪魔じゃん…

｢…おはよう、真凜ちゃん…！｣

｢…っ…汐恩私先に行くね？今日提出の課題やってなかった…！｣

またその場から逃げてしまう私

汐『………』

付き合ってるんだったら

汐恩だって隠さず朝言ってくれたらいいじゃない

汐恩は部活を引退したし

今までだったら、帰りのHRが終わればすぐに

私の教室に来る汐恩

だけど汐恩だって真凜ちゃんと帰りたいよね、

帰る時間ズラそうかな、、

元々受験生な訳だし、

川西先生のとこで勉強教わった後は

図書室にでも行って自習しよ

その日から1週間、私は汐恩のことを避け続けた

朝は汐恩が絶対起きれないくらい早い時間に家を出て

帰りは下校時間ギリギリまで図書室で勉強

私だってこの感情

どうしたらいいのか分からない