Starting over② (ページ15)

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雪野｢深澤さん、私の昔の話聞いてくれますか。」

そう質問する雪野の声は震えていた。

深澤｢うん、聞かせて」

そう言って雪野に微笑みかける。

雪野「私、、、父親から虐待を受け受けていたんです。

母は小さい時に事故で亡くなっていたので助けてくれる人は誰もいませんでした。

でも父が捕まって私が10歳の時に養護施設に預けられました。

そして13歳の時にジャニーさんがたまたま見に来ていたチャリティーコンサートで私をスカウトしてくれました。

そこからジャニーさんと滝沢くんが私の事を育ててくれました。

2人は沢山私に愛情をくれて本当に幸せでした。

でも父に虐待されていた記憶が未だに消せなくて事務所に入所した当初は男の人が怖かったんです。

SnowManが結成された時にはだいぶ克服出来てたんですけど体調が悪くなったり不安定になると思い出してしまって、、、

だからあの時も深澤さんに触られた時にフラッシュバックして拒絶してしまったんです。ごめんなさい。」

深澤｢Aは悪くないよ。こんな辛い話を話してくれてありがとう。」

雪野｢本当はこの話をもっと早くしようと思ってました。でも皆さんが離れていっちゃうんじゃないかって不安で怖くて話せませんでした。｣

深澤｢そんなことないよ。

俺らは離れないしこの先ずっと離さないから。

だからその.....

もう一度やり直そう」

雪野｢はい。こちらこそお願いします｣

深澤の方を向いて微笑む。

深澤｢ありがとう。なんかプロポーズみたいになっちゃったね｣