この学校の教師はレベルが高い2【魔入間】【教師陣】

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背後にいたダリ先生は移動し隣に腰を掛け、こちらを向くように姿勢を整える





ダリ「よし！

それじゃあ早速始めようか」




『え？！

本当に一緒に課題やってくれるんですか？
しかも今！』




「ん？
一人で出来そう？」




『無理です

センセ！分かんない教えて？』




即答


本当はやろうと思えば出来る
だが折角先生直々に教えてくれるのを断るほど私はアホでは無い


全力で笑顔を見せながら可愛くお願いすれば、じゃあ始めようか！とこれまたイケメンスマイルを見せつけられる





『こんな近くでダリ先生の美顔拝めるの至福でしかない』




「そお？

僕もこんな近くで可愛いAちゃん見れるの嬉しいな〜」




『いや！！
ストレート先生！好き！」








「‥‥じゃあエイト先生と僕どっちの方が好き？」




‥‥はい？

今このタイミングでエイト先生？

え？でも前にダリ先生には、私はエイト先生が好きなんですって言ってあるし‥‥

でも何かここで、あなたよりも他の人が好きなんです！何て言葉は私には言えない無理



うーん



口を噤み考えていると何故か隣で爆笑しだす先生




‥‥何？！




『ちょっと！

何ですか先生！真剣に考えてるのに！』




「えー？

真剣に考えてくれてるの？
じゃあ僕もエイト先生より好きになってもらうように頑張ろうかなー‥‥


ねぇ？」



『！』


本当に‥‥
この教師はずるい

その誘い込むような眼で見られたら晒すことが出来ない




「‥‥真っ赤

可愛いね」




『！！』




「‥‥はーい！
じゃあ始めようか！」




まずはどの問題かなー？そう言いながら、いつものおちゃらけた先生に戻りプリントに視線を移す




『いや、センセ無理
心臓うるさくて集中出来ない』




何処まで冗談で何処まで本気ですか？

知りたいけど聞いたら戻れなくなる
そう思いそっと心に留めた






‥‥‥





問題を一問一問丁寧に教えてくれるダリ先生

その表情を両手で頬を包みながらこっそりしっかり見つめる




「‥‥Aちゃん聞いてる？」



『え！
聞いてますよ？！』



勿論聞いている
だが視線はプリントではなく変わらず隣のダリ先生に



「うん

凄い視線」



『んえ？！
何で分かるんですか？！』




「分かるでしょ！
こんなに近くでこっち見られてたら」




『つ、罪なお顔ですね』




「うーん‥‥困ったね」



集中して！

人差し指を立てながら注意してくるダリ先生ホント可愛いです



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