この学校の教師はレベルが高い2【魔入間】【教師陣】

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食べ続けていたお菓子を先程と同様口に咥え見上げるように突き出せば、一瞬ダリ先生の目が薄く開かれる




ダリ「‥‥こら！

今はお菓子食べちゃダメでしょ！
没収するよ？」




『！

んー‥‥』





一瞬だったけどビックリした

むしろ一瞬で良かった‥‥

またあの眼で見つめられたら晒せなくなる




「拗ねてもダメだよ！」




いや、先生の言い方優しくてそれにも惚れそう





ガルゥ「‥‥おい」




『！

な、何かな？』




後ろから怒っているような低い声が聞こえゆっくりと振り返れば思い切り睨み付けてくる悪魔の姿



え、こわ





「速攻で破るじゃねぇか」




『‥‥良いじゃん別に』




口を尖らせ対抗するように言い放てばゆっくりと前を向き直る



なんかガルゥ最近過保護だな、なんて思っていれば後ろから大きいため息が聞こえてきた



大丈夫かなこの子？





ダリ「‥‥じゃあ授業始めるよ！」




『センセ！

お菓子没収します？！』




「しません！」




ちゃんと仕舞ってね〜

そんないつもの笑顔で言う姿は教師としての先生の姿だった





『授業してるダリ先生かっこいい』






‥‥‥







無事(？)ダリ先生の授業を終え、そのまま流れるように放課後を迎える




そして真っ先に向かうはエイト先生の元

今日は一緒に見廻りするって決めてたからね！
絶対に見つけ出す！





‥‥‥






『ちょっと待って‥‥』




意気込みながらも探し回る事数十分


居ない

何処にも居ない




『何で？！泣きそう！今日はずっとエイト先生にくっついていたかったのに！』





ショックでふらつきながら廊下の角を曲がろうとすれば、前から歩いてきた悪魔に気付かず膨大に突っ込みそのまま後ろに‥‥





「うわ！」




『！へ？！』




転ぶと確信したその時、力強く腕を引かれ勢いのまま目の前の悪魔に倒れ込む

目先にはガッチリした胸板と教師の制服‥‥



い、いい匂いする！




ゆっくりと確認するように顔を上げれば、そこには心配そうに見下ろす姿が










『‥‥ツムル先生』





ツムル「あっぶな

大丈夫だった？Aちゃん」





『だ、いじょばないです』





「へ？！

だ、え？！
何処か怪我した？！」





慌てる姿が可愛くて、つい緩みきった顔で上目遣いを向ければ驚いたように目を見開くツムル先生



下から見てもかっこいいって何ですか？

‥‥これ腕回してもいいかな？



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