婚約者から愛される方法【五条悟】

笑顔 ページ28

4月になって神社の桜が咲き乱れる。



雪葉「ママ！こっこちて！」



貴方「ユキくん、袴が似合いますね〜
可愛いですよ」




雪葉「ユキかーいー？」




ユキくんもよく話すようになり、
私も今年で25歳になります。




悟「可愛くねー、ブスぅー」



雪葉「いや！」



悟「ほれたけーだろ〜！」



雪葉「キャハ！」




来なくていいと、そういったのにも関わらず来てユキくんと遊んでくれる。
仕事もあるのに。




貴方「悟くんも袴、似合ってますね」




悟「僕に似合わないものはないでしょ？」




貴方「そうですね」



雪葉「ママ、かーいー！」




そう言って、悟くんに抱っこされながら私の頭についた桜を取ってくれる。




貴方「ありがとう御座います！ユキくん！
ユキくんはとても良い子ですね」




ユキくんの頬にキスをする。




雪葉「ママ、もっかい！」




悟「駄目ーー」




貴方「え？悟くん？」




悟くんは優しい顔をしてユキくんのほっぺたを噛む。




悟「柔らかっ」




ユキくんはお姉ちゃんに似てる。
とても美人さん。




貴方「あの、悟くん「これ」ん？」




急に繋がれた手に何かをつけられる。




悟「…似合ってるじゃん？
僕とお揃い」



なんで。



貴方「フフ…ハハハ！
ホントだっ…お揃いだ」




雪葉「ママ？」




いらないって言ったのに。
指輪なんて…




悟「忙しいやつ」




ただの装飾物。
それなのに嬉しくて…




貴方「ぅ…ハハハっ！」




堪らなくて、笑い泣きが止まらない。

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